「Cloud Collector #71 桑田佳祐、KUWATA BAND & SOUTHERN ALL STARS『TAISHITA SAMPLER '92 Vol.1』」を表示中↓
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特にきっかけがあったわけでもないんですが、なんとなく「気になる理系の用語」みたいなのを調べてたんですよね。
なんか無駄にカッコいいじゃないですか。
「フェルマーの最終定理」とか、
「ハイゼンベルクの不確定性原理」とか、
「エヴェレットの多世界解釈」とか。
意味そっちのけでカッコいいと思ってるのでその雰囲気にメロメロしていたところ、
たまたまテレビのCMを見てしまったせいで
「ハミング消臭実感」がそれにしか見えなくなりました。
理系的にどんな意味があるかはみんなで考えましょう。S2です。
要するにいつ、どういう経緯で入手したか不明な1枚ということです。
レビューする際の材料がデフォルトで失われてるのキツいなあと思うんですがそれはそれとして、
だいたいサンプラーCDというのは、店頭放送やラジオ等のメディアにおいて曲紹介の意味として提供されてたり、
その紹介をするために無料配布されてたり、というのが基本の使われ方なんだと思っています。
そういう意味では「#48」は配布されてた(と思われる)CDで、かつ近日発売されるアルバムに先行した紹介盤、ということで
その存在にしっかりと目的のある盤であったわけなんですが、
正直今回のは目的からよくわからん1枚です。こちらです。どん。
1. BAN BAN BAN
CDのジャケットの記載から察するに、このCDが用意されたのは1991年のことで、
これが関係各位に配布されたのは翌1992年、ということっぽいです。わかりませんけど、そんな気がします。
記憶も情報もないのでフル妄想でお届けしております。
収録されているのは桑田佳祐さん関連のいろんな楽曲で、その内容を整理すると
☆桑田佳祐さんのソロとしてリリースされた楽曲
☆SUPER CHIMPANZEEさんとしてリリースされた楽曲
☆SOUTHERN ALL STARSさんとしてリリースされた楽曲
S2さんが幻聴を聴いているのではないというのは強く主張いたします。
というか、サンプラーの醍醐味はこういうところにあるんだと思うんですよね。
その時点でおススメの楽曲みたいなのを繰り返し聴いていただきたいから、ということで
わざわざ何度も出てくるように収録しておくっていう手法なわけです。
全ての楽曲がフルコーラスしっかり入っているので、途中でフェードアウトしたりすることもなく聴けますので、
さながらベストアルバム的な感覚で聞くこともできる1枚、といえなくもないですね。
本CDが配布されたのが1992年だったことを考えると、桑田佳祐さんのソロベストアルバム「フロム イエスタデイ」が発売されているので、
おそらく本CDは「フロム イエスタデイ」の発売に伴うサンプラーではないか、というのが僕の推測です。
実際、7曲目までは「フロム イエスタデイ」に収録されている楽曲ですし、繰り返し収録されている3曲も
「フロム イエスタデイ」収録楽曲なので、わりと説得力ある推測なんじゃないかしらと思うんです。
「クリといつまでも」が浮いているという点も
「フロム イエスタデイ」の通りですので何の心配もございません。
ちなみに本CDはサンプラーらしく、CDジャケットは用意されているものの、歌詞カードといったものは存在しておらず、
あくまで「プロモーションとして聴くだけの存在」として完成しているものとなります。
これがもう少し時が流れて1997年付近になると、サンプラー自体になんか妙な豪華さであったり
必要以上の情報量になったりして、サンプラーそのものに一つの価値観みたいなのが生じてくるのですが
本CDだけで考えると「フロム イエスタデイ」買った方が得なのと、
サザンさんの収録内容が謎すぎて集中できないという弱点があります。
収録されているという意味ではベスト盤さながら、という先ほどの表現そのまんまなのですが、
僕的に気になるのが上述の通りサザンさんの収録曲の選ばれ方なんですよね。
まず、全然直近の曲がないという点からなんですが、
本CDでサザンさんの収録曲で一番新しいのは1985年8月リリースの「メロディ (Melody)」です。
それ以降、1992年までのサザンさんのシングルは本CDの次に配布されたらしい、
「SOUTHERN ALL STARS TAISHITA SAMPLER '92 Vol.2」というCDの方には収録されているんです。
直近の作品はこの「Vol.2」のほうに収録させたんだ、ということであれば、本作に収録されるサザンさんの楽曲が
それまでの過去作、つまり「アルバム『KAMAKURA』までにリリースされた楽曲」が選ばれているというのは合点がいく話でもあります。
だから「KAMAKURA」での活動休止前のシングル「メロディ (Melody)」や「Bye Bye My Love (U are the one)」の収録はわかります。
それ以前の作品の収録という意味では「Ya Ya (あの時代を忘れない)」の収録もなんとなく理解できます。
ライブ意識でいえば「いなせなロコモーション」もわからなくもないです。
問題は「恋はお熱く」の存在です。
この曲は1978年リリースの最初のアルバム「熱い胸さわぎ」に収録されたシングルでもなんでもない1曲で、
たくさんある楽曲のなかでこいつがポツンと存在する意味がまだわからないんですね。
いや歌はいいんすよ!いろんなボーカルが噛み合わさる絶品の1曲なのは理解できるんすよ!
ただサンプラーとして宣伝目的に使用する盤としてチョイスこれか?というね。
「勝手にシンドバッド」を抑えてまでするチョイスか?っていうのはあるじゃないですか。
ちょっと凡人の僕様にはわからない到達地点なのかもしれません。
そんなに言葉並べて、まだ足りなさそう?
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