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今回の更新の下書きのトップにずっと「必要不可欠 カニさん」って書いてあったんですが
何を書こうとしたんだ?僕。S2です。
そもそも「ベスト盤」の定義って何でしょうか?
まあ、ベスト盤にもいろんな種類があると思うので一概に一括りにはできないんでしょうが、概ねその目的は
「過去の代表曲を集めたもの」だと思うのです。
発表されてないのに代表扱いってどうなんですかね。
フォーイグザンプルあなたがテレビでサッカー日本代表の試合を見てたとして、突然監督が選手交代として
あなたに「今すぐ競技場まで来て試合に出ろ!」って言ってきたらどうします?
非常識すぎて考える必要性もないですがそれはそれとして、
僕としては「ベスト盤」ってのは、過去の代表曲がその時のアレンジのまま収録されてて十分だ、と思うわけなんです。
リマスタリングはしてもいいけど、リミックスだの再録だのっていうのも個人的には不要だと思う派なんです。
だってそれだけが理由で買わなきゃいけなくなるじゃん。
アーティスト非公式でベスト盤出すのをやめるのが先だと思います。
で、今回のCDは、まあベスト盤として上記の色々に引っかかりはするんですけど、
多少しょうがねぇ気もするっていう1枚です。どん。
1. GIVE YOU A BEAT
タイトルの通りこちらは宇都宮隆さんが選曲した、主にダンス系の楽曲を中心にまとまったベスト盤となります。
そんなコンセプトがあるからか、リミックス版の楽曲の収録が目立つ感じになってますね。
オリジナルバージョンではない収録となっているのは「KISS YOU」「COME ON LET'S DANCE」「RHYTHM RED BEAT BLACK」「GET WILD '89」で、
明記はないですが「SPANISHI BLUE」はリミックスアルバム「DRESS」収録バージョンだそうです。
1曲目の「GIVE YOU A BEAT」はイントロダクション的な楽曲なのでベストとは?と疑問はありますが、
収録曲の半分はオリジナルバージョンではありませんが、これはコンセプトがダンスナンバーというところにある以上は
仕方がないというか、あるべき選曲だと思います。
ただ基本的にクセが強い。
「RHYTHM RED BEAT BLACK version 2.0」は頭に残りまくるリミックスが9分以上続くので
10回くらい連続で聴いたら拷問化すると思いますし、
「COME ON LET'S DANCE」のリミックスなんか最初の3文字しか歌わないとかです。
「SPANISH BLUE」にせよ「DON'T LET ME CRY」にせよ「あの夏を忘れない」にせよ「PASSENGER」にせよ、
いずれもそのままシングルカットされていますって言われてもおかしくないレベルですし、
このコンセプトでベスト盤切れるっていうことだけでスゲェ事なんだと思います。聴きごたえが半端ない。
スターマインだけ打ちあがる花火大会みたいなもんです。
カリフォルニアロールだけ流れて来る回転寿司みたいなもんです。
楳図かずおさんの家だけを連続訪問する不動産屋みたいなもんです。
大丈夫大丈夫。何を言ってるかわからんのは僕も同意見です。
ベスト盤の購入はただの趣味、かと思いきや、このアルバムは「OPEN YOUR HEART」が収集当時このアルバムにだけしか収録されてない、
という事情から「絶対買わなきゃならないベスト盤」となっていました。
ここで冒頭の話が出てくるわけです。ベスト盤に未発表曲入れるのどうよ?っていう。
ただこの「OPEN YOUR HEART」は仕方ない、と思っています。
1984年と言えばTM NETWORKさんがメジャーデビューした年ですが、ファーストアルバム「RAINBOW RAINBOW」は1983年の後半には
レコーディングが開始されていたはずなので、厳密には1983年時点で既に存在していた楽曲です。
この時、「RAINBOW RAINBOW」の収録候補から外れてしまい、後1989年に小室哲哉さんのソロアルバムに
「OPERA NIGHT」というタイトルでリメイクされることになりました。
「OPEN YOUR HEART」、「OPERA NIGHT」。うん。いい韻だ。
まあそんな経緯で、生まれ変わった楽曲となったことでTM NETWORK版「OPEN YOUR HEART」は日の目を見れないバージョンとなってしまうわけです。
逆に「OPERA NIGHT」のほうは収録アルバムがそこそこ売れていることもあって日の目モードです。
こうなってくると元ネタである「OPEN YOUR HEART」を発表する機会って、もう存在しない気がしません?
唯一あるとしたら、ここなんですよ。解散する時に出るベストアルバムに、ボーナストラック的に。
ただ未発表曲をベスト盤で発表した、というわけではなく、
ここ逃したらガチで終わるこのタイミング以外ないわけなんですね。
ほら、絶対仕方ないでしょこれ。
仕方ないアルバムというわけです。
絶対表現間違ってるね>僕様。
この企画初の2回目登場バンド、 初心者にもやさしいファンベスト。
今のところ人生で「そっちは残像だ」とか「そっちは影武者だ」とかそういう系の発言を
したことがないのが非常にシャクなので、そっくりなアンドロイドを作って「そいつは複製(コピー)だ」って言いたいんですけど、
ないんだよなあ、化学力が。
過去はそういうのをネットの友達との情報交換がメインでしたが、もうなんか普通に情報収集できてる自分がいますね。
Hue'sさんやanewhiteさんを見つけた時は心の養分が満たされるのを感じました。
ちょっと何言ってるかわかりませんがそれはそれとして、そんな僕様は一度に購入するCDの量が
雛鳥の為に巣を作ろうとして運んでいる枝の量みたいな感じになっているのが
店員側としても記憶に残ったりしていたようで、一時期は新宿のタワレコの店員とか地元駅前のレコファンの店員とかに
顔を覚えられたりしていたもので、その交流がMAXになると唐突に
「Sさん、こういうの好きでしょ」とか言いながらオススメCDを勝手にカゴに入れてきたりしました。
何が凄いって大体、正解だったってのがさすが店員さんですが、
今回ご紹介のアーティストは、インディーズ時代にどっかの店員さんがオススメしてきたバンドで、その人たちのCDです。どん。
1. さびしんぼう
「もう、聴きな、これ。な。」みたいな感じで勝手にカゴに入れてきたのが
GOING UNDER GROUNDさんの「Cello」っていうCDだったんですね。
それを疑う余地ゼロでそのまま購入するのが僕様クオリティで、
そんな出会いから以降しばらくの間ずーっと追い続けていたわけです。
その時の話はまたいずれ「Cello」がランダムプログラムでチョイスされたときに取っておくとしますが、
今回のこの「ホーム」というアルバムは、そんなGOING UNDER GROUNDさんがメジャーデビュー後、
セカンドアルバムとしてリリースされたものとなります。
先行シングルは「ミラージュ」と「ランブル」で、それぞれのカップリングだった「秘密」「サンセット」は未収録ながら、
ぶっちゃけ定価3045円中「kodama」だけで2945円分の価値があるというくらい
「kodama」という楽曲に魂ごと持っていかれてしまった僕様でした。
そのほかにも「さびしんぼう」や「流線形」など、非常に優れた楽曲の多いアルバムなんですけど
まあGOING UNDER GROUNDさんはこれくらいの事は全然普通にできるので、
要するにもう全部良いから聴けばいいです。
出ているような気がする僕様なんですね。決して悪い意味ではなく、なんというか、
「荒さ」と「らしさ」と「方向性」の融合みたいな感じですかね。
メジャーデビューした直後くらいのGOING UNDER GROUNDさんも、まだその「インディーズらしさ」が残ってた印象が強くて
その感じが凄い好きだったんです。けど、この「ホーム」くらいから「メジャーとしての洗練」みたいなのが
融合されてきたっていう感触もあったんです。そしてその後、GOING UNDER GROUNDさんはどんどんメジャーとしての音、
という感じに聞こえてきて、それはそれでやっぱり素敵な歌も多かったんですが、なんとなくその
「荒さ」もしくは「粗さ」みたいなのが薄れてきた感じもあって、
僕が「さびしんぼう」だったんですよ。
僕が「さびしんぼう」だったんですよ。(確認!)
そんなもんで僕としてはこの「ホーム」というアルバムが一区切りになっていて、一旦GOING UNDER GROUNDさんから離れたんですよね。
なんだろうな、多分僕の中では「もっとわがままな音を出してもいいのにな」みたいに思ったのかもしれないですね。
結果、僕が再びGOING UNDER GROUNDさんの音源に手を出したのはシングル「ダイアリー」まで待つことになりました。
何 も 離 れ て な い し 、 何 も 待 っ て な い !
実は意外とクセのある、 赤いダンスナンバーベスト。
好きなキャラクターやアイドルの事を「推し」と表現し、それを応援する行為を「推し活」といいますけど、
その「好きなもの」がトンカツだった場合「推しカツ活」になるとして、
トンカツを押していく陸上競技を好きで推奨する行為が「推し押しカツ活」となり、
重みを加えたトンカツを押していく陸上競技を好きで推奨する行為が「推し圧し押しカツ活」となり、
重みを加えたトンカツを押していく陸上競技の勝利が好きで推奨する行為が「推し圧し押しカツ勝活」となり、
重みを加えたトンカツを押していく陸上競技のが僅差で勝利するのが好きで推奨する行為が「推し圧し惜し押しカツ勝活」とるわけですが、
どこの国の陸上競技だよこの野郎。S2です。
CDを無差別購入モードで買いあさってきた僕様にも、一応定期的に「このアーティスト、現在推し」みたいな状況になることがあります。
ただ、僕様が推したアーティストやバンドは3年以内に活動休止するジンクスみたいなのがあって
完全に偶然なんですが一旦それを周囲に公開するのをやめた時期がありました。
いや僕が好きになろうがならなかろうが、その人やバンドはその時期に活動休止することになっちまってたんでしょうけど、
それでも「人生」っつーもんは自分を主軸として過ごしていかざるを得ないわけで、
結局「関係ないのはわかってるけど、できてしまったジンクスは気になっちゃう」って感じになりがちです。
その結果、今回のアーティストは推してたんだけど周囲に「推してます」情報をそこまで明言しない代わりに、
勝手に「お嬢」と呼んでいたアーティストのCDです。どん。
1. I will (album version)
この呼び名は微塵も浸透していない僕様近辺で発生した呼称ですので、
本日はこのサイトにお越しの皆様はこのサイトを閉じた瞬間その呼称のことは忘れましょう。
S2さんはお嬢のCDについてはファンハウスで最初のシングルが出てからインディーズに活動するまでの
恐らくすべてのCDをリアルタイム購入してきているほどの「推し」ではあったんですけども、
ただ「現時点で今滝真理子さんにハマってるんだ」っていう表現じゃなく、非常に簡潔に
「お嬢、良い」っていう表現だけしていたというキオクです。
なるほど、この発言だけ見たら逮捕案件かもしれませんね。
今回ご紹介しているのはファーストアルバムリリース後「あなたの手」「I will」「東京タワー」「心で見えるもの」といった
4枚のシングルリリースを経て、約2年越しにリリースされたセカンドアルバムのほうになります。
お嬢の作品でいうとファーストアルバム「Cheap Chic」までは「まあ、今流行りな感じのね」っていう印象もあって
そこまで激推し、というところまでは行ってなかったんです正直。
いや、結局のところ全作品の中で僕の中でベストソングはそのファーストアルバムに収録された曲ではあるんで結局好きなんですけど、
明らかに「あなたの手」というシングル以降「なんかちょっと鎖が外れた?」って感じで
聴いた感じの曲の雰囲気が軽くなったというか、「『らしさ』の開放が始まった」というか、
曲の美しさもそうなんですけどアレンジが好みな感じになって、結果シングルが出るたびに周囲の仲間に
「お嬢、来た来た」みたいなことを言ってたわけです。
あーなるほど。この頃の僕様、不気味だわ。
よかった、この発言路地裏でひっそり言ってたら今頃塀の中かもしれん。
このアルバムが来たわけです。シングル表題曲の完成度が毎回高かったのは言うまでもないんですけど、
このアルバムに収録されてる楽曲は全て、他のシングル表題曲の代わりにシングル化されていても全然不思議じゃない作品ばかりで、
なんかもうお祭り騒ぎなんですよ。
違うな。ベスト盤みたいな1枚なんですね。
そんな粒ぞろいな楽曲たちが集結しちゃってるのが逆効果になってる点が一つ、僕の中でもやもやっとあるのが
収録順はこれで正解だったのか?という点なんですね。
これね、ちょっと聴いていただかないとわからない点だとは思うんですけどね。
最後が「東京タワー」なの、位置的にここで正解?っていうのが聴いてる当時から
改めて聴いた今に至るまで、やっぱり謎のままになってしまっています。
いや、うん。もうピース的にここしかなかったのかもしれない。とにかく全曲が劇的完成度なせいで、
どの曲がどこに収まっても結局同じこと言ってるかもしれないとは思うんですよ。
何だろう、何に例えたら一番わかりやすいのかなこれ。
あ、あれだ。「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」ってあるじゃん?
「前」が一番最後なの、どう思う?みたいな。
「前」なんだからもっと前にあったほうがよくね?
うわすげえ!自分でも「何言ってんだこいつ」ってちゃんと思えてる!!
もっと評価されても良かったと思うなあ、このアルバム。
徐々にインディーズ色が抜けていくさびしんぼう、
その時代はミラージュ。
「朝、目覚めてみたら町中がゾンビで溢れかえっていました」
みたいな始まりかたで始まるゾンビものの話の場合、要するに睡眠中にそういう事態になっちゃったというわけなんですけど
この人の睡眠時間が仮に5時間〜8時間だとして、その町の大半がその時間に急速にゾンビ化したんだとしたら、
主人公が目覚めてから以降のゾンビ化速度の尻すぼみ的鈍足化のほうが気になっているS2です。
その速度が保たれてたら主人公とっくに巻き込まれてるだろと。
「あの時、別になんということもなかったのに」っていうCDが現時点でめちゃくちゃ価格高騰している、ってことがあります。
いわゆるプレミアというやつですね。
特に「いや、これ当時めちゃめちゃ普通に売ってたのに!」っていうのが急に価格が上がったりするんですから、
世の中本当にどうなるかわからないものです。
元々の販売数量も少なかったので、ってなると「希少価値」ってことになるわけなんですよね。
そうなると僕様も世界でいっこしかないんですけど
つきなよプレミア。遠慮しなくていいから。
まずS2さんの単位は「個」なのかという点でなんか敗北感感じてるんですがそれはそれとして、
一応今回のCDは、2024年3月17日現在ではそこそこなプレミアがついちゃってるみたいです。こちらです。どん。
1. 組曲オバタリアンのテーマ 第1楽章 オバタリアンのテーマ
どういうわけか本日時点で公式サイトがこのシングルのことガン無視してるので
ホントにこれ真心さんか?と疑いたくなりますが、ジャケットを見ればまだ若くてかわいい感じのヨーチさんと
フリマで謎の出土品売ってそうな風貌の桜井さんがちゃんと映ってるので大丈夫です。
この頃はまだ「THE」が定冠詞でついている頃の真心さんで、曲調もまだフォーク調の時代です。
曲名がそのまま「オバタリアン」という、堀田かつひこさんの4コマ漫画作品の名前がついていることも由来するのか、
「組曲オバタリアンのテーマ」は現時点でベストアルバムにも収録されていない状態です。版権あるのかもしれない。
カップリングの「ふわふわ人」はベストアルバムに収録されているものの、たぶん結果的にそれが曲としての希少価値となっちゃって
まあまあの金額で取引されているみたいですね。そうなんだ。普通に買ってたわ。
真心さんって1995年に急激に音楽性を変えてきたんですよ。
それまではフォーク調だったのに、ピッコロさんが善人になる速度でロックに舵取りして、
僕様それにびっくりして「え、そうなんだったっけ!?」みたいになって急いで過去のCD買う、
みたいなことになって、多分その展開の一つとして後追いで買ったのがこのシングルだった、みたいなことだったんじゃないかなあ。
シングルとしては実に面白い展開というか、何回聴いても飽きの来ないテイストっていう感じです。
「組曲」と書いてある通り、1トラック目は前述のマンガ「オバタリアン」がアニメ化された際のオープニングテーマと
エンディングテーマをつなげて1つにしている、という仕組みになっています。
メインボーカルで判断するならば、「オバタリアンのテーマ」がヨーチさんメインの作品、
「母ちゃん」がフリマ陶芸師さんメインの作品ではないかと思われます。
2曲目も含めて4分未満で終わるスカッとサクッとした作品という感じです。
うーん。僕結構好きなんだけどなあ、これ。なんとか日の目を見れないものでしょうかねぇ。
このご時世、「オバタリアン」って単語自体がアレなのかもしれないですね。
Wikipediaを見る限りだと「庶民的で羞恥心のない」「世間に対し無神経に迷惑をかける」「あつかましい中年女性」
とか書かれてるんですよはいコンプラ入りまーす!
もう現代社会はコンプラ様に目をつけられたらもうオシマイですから。
この楽曲もそんなオバタリアンを「こわいぞ」「まずいぞ」と表現しますからね。
仮にこの曲が許されて配信とか始まったとしても各方面から攻撃を受ける未来が見えるんですよね。
まず僕自身が「許されて」って表現しちゃってますからね。ああ怖い怖い。
こわいぞ、まずいぞ。
真心ブラザーズさん「組曲コンプライアンのテーマ」作成お待ちしております。
突然音楽性を広げてきたセカンドアルバム、 小田和正さんのバックコーラスだけでは足りない。
前回の更新の通り、特に更新頻度も高くないBlueskyを登録しているのですが、なんとなくで書き込んでいるので
その内容がこのサイトで本題に入る、まさに今書いてるこの部分に使えそうなネタばかりになってしまっていて
自業自得のネタ切れ中なS2です。
みたいな感覚になることありません?慣れてきた内容を思い返すまでにラグが生じる、みたいな。
僕様は最近通常運用で20分くらい休むと、もうそれが発動するので
もう多分脳内が老化しきっている可能性が高いんですがそれはそれとして、
同じように音楽業界でも「既に解散してるんだけど、時を経て再活動!」みたいなことが度々あります。
僕としてはそれは非常に好ましいですし、めちゃくちゃサプライズで驚かされますし、
解散してたこと許してやんよって気持ちになるわけです。ナニサマだ>S2さん。
最初に書いた通り「休みが続き過ぎちゃうと、どういう感じだったか忘れちゃう」みたいなのは
僕様的にはこの音楽業界のパターンでも都度発生してしまっています。
今回のCDは、購入当時からその感覚に極端に陥った、僕にとって忘れられない1枚です。どん。
DISC1
1. 浪漫飛行'07
DISC2 (DVD) 再開感激ドキュメント 〜再開感激祭への道〜
1. Opening
1997年3月に「THE LAST SYMPOSIUM」という本編2曲、あと全部アンコールという
さすが米米さん、最後の最後でどんなステージだよという内容のライブで解散してしまい、
当時この「THE LAST SYMPOSIUM」を見届けた僕様的にはぽっかり心に穴が空くんだろうな、と思いきや
この1997年付近というのは日本音楽史上最も個性的なアーティストがあふれかえった時期で
寂しかったけどなんかちょっとセーフ、みたいな感じでした。
で、それから約10年経って突然また復活する、というニュースが飛び込んできたときに
僕の脳内にスペッシャルサンダーが降り注いだわけです。
ちょっとスペッシャルサンダーが何なのかについては今後国会でちゃんと議論したいと思いますが
2006年にシングル「WELL COME 2」で帰ってきてから、「E-ヨ」「君を離さない」「MATA (C) TANA」「御利益」「WE ARE MUSIC!」と
解散前の全盛期でもそんなペースで出さなかっただろっていう怒涛のシングルリリースを経て、
復活集大成的に出たのが今回のアルバム、ということになります。
このうち「御利益」だけアルバムに収録されていませんが、全16曲というシビれるボリュームでリリースされたわけです。
元々は「O・E・C」(※オイシー)というタイトルになりかけたそうですが、僕はそっちのタイトルの方が好きだったなあ。
まあベスト盤だからそこそこ、なんつーか、わりとちゃんとした選曲だったわけですよ。
そんで次に出たアルバムがコレで、1曲目が米米CLUBさんとしてはおそらく3大代表曲の一つでもある
「浪漫飛行」の07年リメイクバージョンなわけです。
ちなみに3大代表曲の残り2曲はもちろん「微熱少年」と「ホテルくちびる」ですが、
解散してから10年近く経過し、まあ確かにシングルももちろん米米さんらしく普通じゃない楽曲もありましたけど
いざオリジナルアルバムが出ました、ってときに1曲目が「浪漫飛行'07」とかで来られると、
「このバンドのオリジナルアルバムって、どんな感じだったっけ?」っていう点が
僕の中でかなりあやふやになっちゃったんです。
通称「ソーリー曲」と呼ばれていたなんだかよく分かんねぇ歌ってのが普通に収録されてるんですよ。
そんな楽曲だけを集めた2枚組のアルバムとかも出したことがあるくらいなんですよ。
「SORRY MUSIC ENTERTAINMENT」ってタイトルのアルバムなので、ぜひ聴いてみてください。
3回くらい連続で聴くと脳髄が正常な信号を送れなくなるので。
で、このアルバムが浪漫飛行スタートになったっていうだけで僕の中で、
ソーリー曲の収録配分が今までどれくらいで、今回のアルバムの配分はそれと比べて妥当なのか否か、というのが
なんか正常に判断できなくなってたんですよね。これは米米さんのアルバムを聴くうえで重要なことなのです。
どういう姿勢で聴くのが正解かというのがそれで決まるようなもんなのです。
米米さんの作品っていうのは、それくらいなんとなく聞くと正解が見つからないもんなのです。
これ多分結局正解見つかってないじゃん>S2さん、という気もしますが
なんかもう真面目に考えないで本能で聴くのが一番正しいかもしれないって考えにもなってきてるんですよ。
じゃあそれまでの葛藤は何だったんだよという感じもしますけど、もう仕方がない。
「君を離さない」からの「ロシアン・ルームメイト」の流れでノックアウトされない人間はいないと思いますし、
「しょうがねえな」や「スゴくおいしい」を正しく理解する必要なんかないのかもしれませんし、
結局のところ「楽しめましたか Y/N」という選択肢だけ存在させといて、
無言で「Y」選んどけばいいんです。
「MATA (C) TANA」が本当に待たされる位置に収録されてる点も含めて、
エンターテイメントアルバムとしての結論は「やっぱ米米さんはすげぇわ」ってところにちゃんと帰結できるアルバムでした。
そして、ここからまた過去にさかのぼって聴いていきたくなる1枚、という感じです。
あの狂乱的な時期から、国民的バンドになった時期を経て、またこういう形に戻って来たけど
「浪漫飛行'07」や「君を離さない」といった楽曲もちゃんと用意できる、そういう小憎らしいバンドなのです。
よし決めた。「小憎らしい」が今回の結論です。
死語となってしまったサードシングル。 Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |