鈍足で活動再開↓
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meet again
バスケットボールのワールドカップが僕様の中で激熱なんですが、二ホンVSフィンランドの試合を
諸事情でテレではなくネットで速報を見ながら応援していて、第4Qまで試合がもつれまくって白熱しているときに
テキストの速報が
日本 がリバウンドをキャッチ
フィンランド がスリーポイントシュートを失敗
どのアーティストにふさわしい、と思いますでしょうか。
僕様の回答はもちろんこの世のすべてのアーティストが等しく唯一無二の存在だよって思いますが、
とか書いてしまうとどこにも着地しない謎の疑問となってしまうので
先ほどの回答は完全になかったこととしますがそれはそれとして、
いやホント正直な話、完全に「それより前にも、それより後ろにも、そういうアーティストは現れていない」という至高の存在、
その代表格はこちらのバンドだと思っています。今回のCDはこちらです。どん。
1. マエガキ
なんですけども、このCDはちょっと特殊というか例外というかですね。
「たま」の活動の中で、電気的な楽器を使用しないで、例えばトイピアノとかカズーとか、携帯しやすい小型の、
そういうチープさを狙った編成を「しょぼたま」と名付けて活動することがあったんですが、
その「しょぼたま」の編成でとある劇団の劇中楽曲を手掛けて、そのサウンドトラック盤としてリリースされたのが本作品となります。
「唯一無二」の話からスタートしているのに例外的作品カマしちゃったあたりが僕の文才の無さなわけですが、
またさらにこのCDの収録内容もかなり例外的な内容です。
上記の通りこちらサウンドトラック盤ですので、楽曲の大半はインストなんですね。
しかもボビー・アーンストさんのカバー曲だったり、ジャン=ジャック・ペリーさんが作曲した楽曲のカバーだったり、
バッハのカバーだったりしているわけです。
ちょっとバッハとかベートーヴェンとかを「カバー」と表現していいのかは審議かもしれませんが、
逆に言うと12曲中「歌モノ」なのは「雨のイキモノ」「326」「電車かもしれない」「いなくていいひと」の4曲のみで、
さらに「326」「いなくていいひと」はアルバム「いなくていいひと」の収録曲、
「電車かもしれない」はマキシシングル「汽車には誰も乗っていない」の収録曲で、それらを「しょぼたま」でセルフカバーしたものです。
残った「雨のイキモノ」は作詞作曲したベースの滝本さんのソロアルバム「カタチ」収録曲なので、
「たま」名義での歌モノの新曲はこの「雨のイキモノ」のみという感じとなります。
そしてこれが使われた劇団公演の最中に解散が決まり、このCDがリリースされてから3か月後のライブで解散しますので、
事実上最後のオリジナルアルバムということになります。
ちなみに「じゃあ『たま』としての最後の楽曲がこの『雨のイキモノ』なのか」というと
解散ライブの最後の最後で歌われ、その後ファンクラブで配布された「ヒゲのある暮らし」という
恐らく世界で一番ごきげんな歌があるので、多分それです。
どういう歌かというと、まあ、ジョリジョリ言う歌なんですけども、
「楽曲は演奏次第で千変万化するものなのだ」というのが如実にわかるのは面白い、ってのがこのCDで実によくわかります。
よくある他のバンドのトリビュートアルバムの楽しみ方と近いものがあるのかもしれません。
このCDの場合はテメェで原曲ぶっ壊してるだろという気もしますが、
しょぼたまの編成になったことでより見えてくる深さというかさみしさというか、そういう味わいは間違いなく新規付与されています。
「しょぼたま」の編成は、たまの楽曲を別角度で引き出してくれてるのが好きだった、というのは当時の感想も一緒だったんですが、
純粋な歌モノとしての新曲はなく、バッハとかやっちゃう「たま」ってのに違和感があったんですよね。
そんなこんなで僕の中で「たま」の作品中、最も聴いた回数の少ないCDがコレだったりしています。
改めて聞くと、とんでもない味わいの12曲って感じなんですけどね。
ボビー・アーンストって誰なんすか。
時としてこれをベスト盤としてしまってよい、
娘ちゃんが幼稚園の頃、幼稚園の図書室から「3匹のこぶた」の絵本を借りてきたことがあって、
コンプラが必要以上にうるさい昨今としては、限りなく残虐的な要素を排除して記述されたりしてんのかな、と思ったら
こぶたサイドがオオカミに対して必要以上に煽りまくってたので
そらオオカミもブチギレで家も吹っ飛ばすし豚も食うわ、と思いましたが、
もっと怖いのはそういった都合の悪い事実は隠してオオカミだけ必要悪にしようとしてしまう意見でしょうか。
正確な真実のもとに全てはあるべきですよね?S2です。
早速今回のCDはこちらですっていうのを先にいきますね。どん。
1. GAME OVER 魅惑のモンキー・マジック
BAKU解散時に出したソロ企画リリースで車谷さんとタッグを組んだ石田小吉さん(現・石田ショーキチさん)によるユニットですね。
僕は当時BAKUは「ピーターパン」と「ぞうきん」くらいしか知らなくて、BAKUをきっかけにSPIRAL LIFEを好きになった、というわけでもなく、
でも上記のソロ企画のCDに収録された車谷さんと石田さんによる「BLIND」という歌がめっちゃ良くて、
そのままSPIRAL LIFEとして活動開始したってことで聴くようになって、
現在進行形で聴き続けているという状況の僕様です。
メロディメーカー至上主義の僕様としては、車谷浩司さんも石田小吉さんもハイパーリスペクトなもので、
活動休止してから2023年現在で27年経過してますがまだ活動再開を待っています。
できれば東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が終わる前に活動再開してほしいですね。
その辺のことをネタにすると某局から狙われかねないのでそのへんにしますが、
今回のCD「GAME OVER」は、そんなSPIRAL LIFEのセカンドシングルで、リリースされてから今日に至るまでに
誇張なしに300回は聴いたんじゃないかというレベルです。
「超良いから聴きなさい!以上!」で本質的には終わらせたいレベルなわけです。
1993年時点では「シングル」といえば短冊形の8cmシングルが普通で、12cmのCDでリリースされちゃう時点で
店によってはシングル扱いしなかったところもあったものです。
その昔、カメラのキタムラ系列で「BOM」という名前のレンタルショップがチェーン展開されてまして、
地元のBOMでこのCDがアルバム扱いされてたんですよ、CDが12cmだからってだけで。
シングルとアルバムでレンタル金額が違うので、シングルなのにアルバム金額でレンタルさせてたわけなので、
さすがにそれは違うんじゃないかなあと思って、お店の投書箱みたいなところに意見してみたら
回答として「アルバムの定義がわからないので」みたいなことを返されまして、
それはもう取り扱う資格がないんじゃないかと子供ながらに思ったものです。
レーベルのコンピレーションアルバムには収録されてますが、カップリング2曲はバージョン違いでの収録はあるものの
シングルバージョンで収録されてるのはこのマキシシングルのみ、という感じになります。
ブックオフなどの中古屋で今でもそこそこ手に入るので是非聴いてみていただきたいなあと思います。
SPIRAL LIFEの楽曲は作詞作曲が「Freaks Of Go Go Spectators」という名義でだいたい統一されていますが、
このシングル収録曲だけで言うなら「GAME OVER」は車谷さんメイン、「LOVE AND HATE」「100 MILES」は石田さんメインで作られた作品です。
ちなみに収録曲の「100 MILES」ですが、シングルリリースから約4年後に石田さんは「SCUDELIA ELECTRO」の活動の中で
「200 MILES AWAY」という楽曲を発表し、
さらにそこから約23年後にソロで「300マイル離れて」という楽曲を発表して
どんどん遠ざかっていくという謎の現象を引き起こしています。
この感じでの周期でいくと、だいたい2296年頃に
「400マイルさようなら」的な楽曲がリリースされることになるはずですので
「もういくつ寝るとお正月」を273回くらい唄ってみんなで待ちましょう。
滝 廉 太 郎 も 真 っ 青 だ ね !
しょぼくない。延長線上。その第2弾。
「君たちはどう生きるか」と言われましても、
もうそこそこ生きてるので今更考えなくていいと思ってるんですが
そもそもそういう作品じゃない、ということでよいんでしたっけ。S2です。
周囲にもそれなりに音楽に精通している友達や先輩がいたっていうこともあり、
さらにインターネット仲間からの情報も集まるようになって、結果的には
S2さんは何でも知ってなければならないみたいな感じになってたりしました。
そんな状況だったからこそ、広く浅くっていう感じで聴きまくってきたわけなんですが、
それでも「一旦保留にします」とするアーティストがちらほらいたわけなんですよね、やっぱり。
例えば「このアーティストは、音楽的にはこのアーティストに近いから、今こっち聴いてるから後回し」とか、
「このアーティストはテレビとかで普通に流れてることが多いから、今じゃなくていいや」とか
「このアーティストはああいう粉とか使ったせいで、ああいうとこに封じられてるからまた今度」とか。
最後のやつは可能な限り存在しない方がいい理由ですがそれはそれとして、
今回のこのCDは「知ってる。知ってるんだけど、今じゃない」と判断した結果、
あとでめっちゃ後悔したという経緯のあるCDです。どん。
1. DON'T WORRY BE HAPPY
特に理由もなくそこまで追わずにいたんですよね。で、1年後に「あなたに」とか「小さな恋のうた」を収録した
「MESSAGE」というアルバムが爆売れしたときに「S2さん、モンパチ超いいっすよね!!」って言ってくる仲間が増えて
「あはははは」と乾いた笑いを浮かべながら
一年半前に保留扱いした自分自身を冷凍ホルモンで殴りたくなったりしたわけです。
こういうのを繰り返した結果、少しでも「良い」と思ったらもうまず買え>僕様、みたいな命令を脳がするようになって
伴侶すら首をかしげる量のCDが収集されてしまうことになるわけでした。
実際のところ、僕も「『MESSAGE』が凄い→じゃあ買おう→ついでにこれも買おう」ということで
「ついでに購入」というかたちになったわけですが、多分このアルバムを僕と同じノリで買った人は多いんじゃないでしょうか。
ライブフリークの皆様方によって「要注目バンド」みたいな扱いになっていたくらいの感じだったキオクです。
収録されている楽曲も、「MESSAGE」以降のようなリリックという感じよりはライブ前提の楽曲が多く、
僕の周囲の音楽好きからの反応は「『MESSAGE』みたいなのを期待したんだけど」っていう感じが多くて
僕が都度「いやいや、ライブバンドは斯くあるべきでしょ!」という否定を繰り返す、というのがお約束みたいになってて、
その後、特にパンクバンドが何かしらのアルバムが出ると「『GO ON』みたいなの出たよ」っていう
謎のフレーズが蔓延しました。
ネタに使ってんじゃねえよ>僕の周囲の奴等。
何度も言いますけどライブバンドのアルバムは、こういうのでいいんですよ。
そのあとの「MESSAGE」が金字塔的名盤になったことで全体的にブレただけ。
まさにバンドの初期衝動。ここから「MESSAGE」が生まれていくその経緯を考えるのがまた楽しいわけです。
バンドの活動を追う楽しみが、このアルバム1枚で説明ついちゃうわけですよ。これって凄いと思うんですよね。
僕からすればこんなに愛おしいアルバムもないわ、って思うわけです。今聞いても見事にゾクゾクする。
そして改めて思うわけですよ。
当時これを保留した僕を一旦埋めるなり沈めるなりしたい。
沖縄ではもう少し前に、シークレットトラック付きでリリースされていたそうです。
うん、さすがにそれは追えない。
このステレオな夜がまた来ないかなあ。 Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |