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「Cloud Collector #69 CARNATION『ムサシノep』」を表示中↓

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★2024年10月16日(水)★Cloud Collector #69

病院に行ったら、待合室で看護士さんと話をしているおばあさんがいまして、

看護士さん「○○さん、お薬飲みましたか?」

おばあさん「のんでないですぅ」

看護士さん「お薬飲まないと、良くならないですよー?」

おばあさん「そうなんですかぁ」

という会話があったんですがおばあさん人生初の通院?S2です。





昨年からこの企画と共に、過去購入したCDと向き合う作業をしてきて、ひとつ確実にわかったことがあるとすれば、

時を経ることでより理解が深まる楽曲があるということです。

購入当初の感想と現在の感想とで大きく評価や聞こえ方、伝わり方に差があるなと思ってたんですが、そういうことなんでしょうね。

要するにオッサンになったということなのでそれはそれで苦笑いですが

それはそれとして、もちろんそれは同時に「当時より今の方がより聴いてきた音楽の数が違う」ということでもあり、

「自分の中で聞いている音楽の幅が拡大している」ということでもあるわけなんですよね。

このタイミングで「聴きなおす」という作業をしているのは大正解だったかもしれません。

そして今回、また改めて魅力に気づいた1枚ですが、

同時にたくさん聴いてきたからこそ、システムに理解できない点にも気づいたという1枚です。どん。





No. 3065





「ムサシノep」
アーティスト名:CARNATION
発売日:1998/03/21

DISC1

1. One day
2. ムサシノ・ブルース
3. サンセット・サンセット

DISC2 (live tracks)

1. Hello, Hello
2. My Little World
3. アイ・アム・サル



カーネーションさんは僕の中で思いついた時に買ってみるバンドという感じになっていて、

だいたい持ってるけど完全じゃないっていう状態です。実はこういう扱いにしているバンドはカーネーションさんだけで、

なぜ毎回購入するバンドにしていないかというとそれがわからないのですが、

それでも僕様的にはカーネーションさんは全国民が聴いていいバンドだと思っています。

そんな国民的スーパーバンドであるカーネーションさんによる、8枚目のシングルです。

Wikipediaとか見ると「ミニアルバム」として掲載されてますが、オフィシャルがシングルだと言ってるのでシングルなのでしょう。

1枚目はオリジナル楽曲収録のマキシシングル、2枚目はライブテイクの8cmシングルという構成になっていて、

1枚目収録曲はいずれもオリジナルアルバム未収録、かつベスト盤でも「サンセット・サンセット」以外は日の目を浴びないという

超スキマ的収録内容となっています。

のちにアルバム「booby」のデラックス版がリリースされた際のボーナストラックとして、本作品の全楽曲が収録されたため、

お得感で言えばそちらを購入するのがよいかもしれません。

ライブテイクについては「Hello, Hello」は「booby」、「My Little World」は「GIRL FRIEND ARMY」、「アイ・アム・サル」は「EDO RIVER」に

それぞれオリジナル盤がアルバム収録されています。いずれも名曲だらけですね。







1枚目収録曲ですが、「サンセット・サンセット」はわりとライブでの披露回数が多いので

「サンセット ep」のほうがよかったんじゃないかなという気がしなくもないですが、

「One day」も「ムサシノ・ブルース」も空気感が半端なく良い楽曲で、

夕暮れの路地裏あたりに強制移動させられるような圧倒的な世界観です。

特に「ムサシノ・ブルース」の「Lookin' for my love」のメロディによる、

主旋律を大振りの左フックで仕留めようとしているかのようなハーモニーの存在が圧巻です。

ただ、これは本作に限らずカーネーションさんの全ての作品でいえる事なきもするのですが、

1回聴いただけじゃ理解はできないと思います。

要するに、「ながら聴き」できるような音楽ではないのです。

ぜひ「聴くための環境」も揃えておきたいですね。

都電荒川線の走る音を聞き、

千里浜海岸の沈む夕日を眺め、

山王寺風鈴祭りに思いをはせながら聴く、とかやると完璧ですが

そのためには東京都と石川県と福岡県を隣接させる必要があるので注意が必要です。





ところで根本的な問題としてなんですけどね。

前述の通り本作はシングルとしての12cmシングル1枚と、ライブテイクの8cmシングルの2枚組で構成されてるんですが

12cmの円盤を用意した時点で79分近い収録時間を入れられるわけなんですよね。

つまり1枚組でよかったんじゃないか説が超絶あるわけなんですよ。

このシングルみたいな収録内容で全然良かったんじゃないか、という気がするわけです。

効率的なことを考えれば間違いなく1枚にまとめてライブテイクはボーナストラックです、としたほうが

しっくりくると思うんですが、ただその反面「これが味」という気もするんですよね。

でもその結果、本作は定価1800円なんですよ。

1枚なら1200円だったんじゃね?

さあ、味を取るか、値段を取るか。味を取った結果が今の僕様です。ちゃんちゃん。





では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 5646





Next CD's Hint!!

一羽だけ飛んだカラス。





それでは、また次回。


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