「Cloud Collector #19 MO'SOME TONEBENDER『faster!』」を表示中↓
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よくバンドの解散理由に「方向性の違い」みたいなのが挙げられることがありますが、
BUCK-TICKみたいにいろんなところに手を伸ばしてみるバンドもいれば、
CHAGE & ASKAみたいに面舵一杯状態で方向性を一気に変えていったユニットもいますし、
方向性ってのは別にそのバンドの中で試すこともできるんじゃないの?っていう気がするんですよね。
もう少し色々と視野を広げるというか、そういうことをしてくれてもいいのになって思っちゃうのは外野の勝手なエゴなんでしょうか。
ということになってくると思うんですが、例えば僕様が何かのバンドをやっていたとして、
突如として武者の恰好で読経するフォークロカビリーをやりたいと提案した場合は
視野広げすぎということで解散理由になったりするのでしょうか。
うーん、僕そのバンド見てみたいよ!?S2です。
関係あったら恐怖でしかないんですがそれはそれとして、
よく僕様思うのは「長年、全くブレないで一点突破し続けているバンド」と、
「長年、いろんなジャンルを織り交ぜまくってカオスなことになってるバンド」ってのは
どっちが凄いのかな、ってことなんですよね。いや、これは結論からすると「どっちも凄い」んだとは思います。
継続は力なり、というのを貫き通すのは並大抵なことじゃないですし、でも多様な側面から音楽哲学を再定義するっていうのも凄いと思うんです。
その結果として「このバンドを例える単語はない」となるバンドはそれはそれで素敵だと思うんです。
僕の中で、そんなバンドになっているうちの1組が、今回の1枚でもあります。どん。
1. 13 HOT DOGS
いや、こんなにカッコいいバンドってのもホントに数少ないってレベルだと思うんです。
ただ、リリースがあるたびに「今回はどっちだ!?」みたいになるんですよ。
比較的ポップに切り込んだ「シンクロニシティ」みたいな楽曲もあれば、
しっとりと温かく歌い上げる壮大なバラードとなっている「ペチカ」みたいなのもあれば、
頭蓋骨に4か所くらい穴開けないと完成しないんじゃないかとしか思えない
「DUM DUM PARTY」みたいな楽曲とか、
そういうのが亀田父が息子にピンポン玉投げて避ける練習させるような速度で展開されていくのが
モーサムさんの魅力の一つだと思っています。聴きやすいのもあれば、一見さんお断り状態の楽曲もある、っていう。
その結果「モーサムってどんなバンド?」って聴かれたときにどうします?って話なわけです。
僕はそっと「DUM DUM PARTY」を差し出してニヤニヤするという感じでここまで来ましたけど、
今の僕ならこの「faster!」を提出するかもしれません。
まさにこれはモーサムさんの魅力のそれぞれを切り取って1枚に圧縮した、みたいな作品で、
メロディアスで聴きやすいロックの「13 HOT DOGS」から始まり、「TOKYO HEAVY」のように聴かせる作品、さらに
もう一つの魅力でもあるインスト楽曲(SIDE B)も収録され、最後に「hang song」のリミックスで
最終的にカオスって終わるという魅力がすごいのよ。
このCDは前半4曲が新曲で、残りはライブバージョンとリミックスという感じの構成になっているので、
いろんな側面の魅力を余すとこなくご覧あれ、みたいな状態になっているわけなんですね。
特に僕様はこの2004年から2005年あたりのモーサムさんのリリース作品は軒並み超高評価で、
ああこういうロックを演奏するのって超楽しいんだろうなあってある種羨ましくもあったものです。
今回久々に聴きましたけど、やっぱモーサムさんは癖になります。もう一回聴いとこうかな、みたいな感覚になるんですよねぇ。
僕様としては1点だけどーーーーーしても納得できないポイントがあるんです。
あるアーティストが「新作出します!」ってなって、その収録内容が新曲2曲です、という場合。
これは「シングル」ですよね。
ここに「新曲2曲、さらに1曲ライブテイクを収録!」となった場合。
これも「シングル」ですよね。
「新曲4曲です!」ってなった場合は?
僕としてはこれもこれも「シングル」です。
ここ最近のGLAYのシングルがだいたい新曲4曲くらいは余裕で入れて来るってこともあって、
僕の中では「新曲4曲くらいまではシングルの範囲」っていう基準があります。
そこに「ライブテイクを収録」ってなった場合、これは僕の中ではボーナストラック扱いなので
これらは何曲収録されていようが、シングルという認識でいるんですよ。
僕様持ってるCDは全てデータベースとして管理していますが、そこでもこのCDは「シングル」として登録してたんですが、
日本コロムビアのオフィシャルがこれを「アルバム」として扱っているんですよ。
いや!これはシングルでしょ!あーの、別に僕は新曲が4曲だから、っていう根拠だけで言っているわけではなくてですね。
一つ前にリリースされた純粋なアルバムである「The Stories of Adventure」がだいたい3000円、
「faster!」の後にリリースされたアルバム「Rockin' Luuula」もだいたい3000円で、
こいつ1980円なんですよ!
値段がアルバムじゃないわけですよ!
さらにこの「faster!」に収録されている「Have you ever seen the Stars?」って楽曲、
次の「Rockin' Luuula」にアルバムバージョンとして収録されとるんですよ!
認めろ!コロムビアとWikipedia!こ れ は シ ン グ ル ! ! !
アニキぃぃぃぃ!と叫んだ時、
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