「Cloud Collector #67 Sads『ストロベリー』」を表示中↓
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最近、うちの体温計がいつ、何回測っても36.9℃なんですけど
「こいつもういつもこれくらいでいいだろ」って思われてないか心配です。S2です。
CDの歌詞カードとかジャケットの、隅っこの方にかなり小さい字で
「このCDは、一定期間貸与被許諾商品ですが、」から始まる文章があるのわかります?
わかんない人は一旦ちょっと確認してきてもらってもいいでしょうかね?
で、その記載があったから何なのかというと別になんでもないので、
ほななぜ確認させたんやって話になっちゃうんですがそれはそれとして、
今回の1枚は、その記載に惑わされて真実に今頃気づいてしまった1枚となります。こちらです。どん。
1. ストロベリー
というわけで黒夢活動休止後に清春兄さんが結成したSadsさんの、5枚目のシングルとなります。
4枚目と本作が同日リリースだったので、どちらが先かっていう件については規格番号の若い順って事でいいんだと思います。
収録曲は記載の通り3曲で、表題曲はド清春、と言っていいレベルの清春兄さんソングです。
カップリングの「Smash It Up」はパンクっぽいライブ受け狙いで作ってます感のあるぶち上げソングで、
3曲目は1分に満たないインスト、という構成になっています。
同時発売されたシングルがSadsさんの代表曲ともいえる「忘却の空」で、あちらはポップ要素の強めな楽曲ということもあって
本作はそれとかなり対照的な印象です。というか、これが重要なポイントなんだと思います。
どっちも似たようなテイストで同時発売、ってやると面白味に欠けちゃうわけですよ。
そういう意味ではラルクさんの「浸食 lose control」「HONEY」「花葬」の同時リリースや、
GLAYさんの「誘惑」「SOUL LOVE」の同時リリースなんかは全てテイストの違う楽曲で行われてることで
バンドとしての弾薬の多さが主張できてたりするわけなんですよね。
そこ行くとこの「忘却の空」と「ストロベリー」に関してはその主張が完璧どころか
「ストロベリー」やりすぎ説まであると思います。
「この歌詞は何を言おうとしているんだろう」という
研究材料としての面白さです。
「#65」の時に書きましたが、「その歌詞の前後にそれ埋め込むかね!?」という衝撃が
清春兄さんの歌詞には多数散りばめられているので歌詞の深さというか奥行きを楽しめるのが特徴だと思ってますが
この「ストロベリー」に関しては難易度7000の楽曲だと思います。
歌詞だけ素直に読んでたら、もう何を歌っているのかわかんないと思うんですよ。
そこから「RAINY DAY」「摩天楼が血を吐く」といった単語から情景を想像するんですが、
「涙の上」という単語から「本当に雨が降っていたのか」から疑えるという展開を作れて
じゃあ「降るとされている雨は何か」をまた突き詰められたりして
最終的にストロベリーって何なんだというので大きく悩むことになり、
歌詞カード見ながら聴くという行為の一歩先の楽しみ方ができると思うんですね。
CDで買うからこその楽しみ方。たまんないんですよこれが。
この「ストロベリー」のCDには初回プレスにだけ、「特性フィルムシート」ってのが封入されてるんですね。
これがね。全体的に赤い基調でうっすら蝶が描かれているってやつなんですけど、
何に使うもんなのかがわからなかったんすよ。
ですが、今回改めてこのCD取り出して歌詞カード呼んでたら、下の方にちっちゃく文章があって、
僕様この小さな文章は基本的に例の「このCDは、一定期間貸与被許諾商品ですが、」だと思い込んでたんですが、
よくよく読んでみると「封入されている特殊フィルムシートBと 『忘却の空』に封入されている特殊フィルムシートAを重ねると絵が浮き出ます」
そんな事せんでも「蝶」が見えてるんですよね。
ということで一応、「忘却の空」のほうのフィルムシートを見たんですが、やっぱりもう「蝶」が見えてて、
もしかして重ねたら別の絵が・・・?とか思って重ねてみたんですけど、
やっぱり「蝶」が見えただけなんですね。
これどう遊ぶもんなの?
天国でダンスする猿って何だろう。
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