「Cloud Collector #54 L'luvia『LOVE TRAIN』」を表示中↓
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結果的にはちょっと違うんだけどニュアンスだけ。
「中京大中京」って「三遊亭小遊三」みたいで好き。
S2です。
「序章」でも記載した通りですが、僕様現在何聴いても「良い」って感想が出るんですよ、音楽に対して。
ここ数年ずっとそんな感じなのでずっと幸せに生活してますが、
学生時代の僕様は「いろいろめちゃくちゃ聴く人」ではあったものの、「すべてを受け入れる人」というわけではありませんでした。
なので「聴いたけど嫌い」とか「何枚か買ったけど、もう買わない」とか結構あったわけなんですね。
「もう買わない」に至るまでの経緯が遅いと思いますがそれはそれとして、
今回は、当時のS2さんが「聴いたけど嫌い」と「何枚か買ったけど、もう買わない」を同時に発症させていた、そんな1枚です。どん。
1. LOVE TRAIN
まあこの謝罪はもっとふさわしい政治家がいる気がしますが、
もうこのバンド名が読めませんっていう人も多くなったかもしれません。「ジュビア」さんです。
ファーストシングルが「クレヨンしんちゃん」のエンディングテーマに使用されていたため、そこで知った人も多かったと思います。
非常にポップでキャッチーな楽曲と、中世的な容姿で、キラキラしていた印象です。
今回紹介するのはメジャーデビューしてから2枚目のシングルで、収録曲はどちらもタイアップ楽曲であり、
カップリングの「MY LOVE」はインディーズ時代から存在する楽曲で、これ代表曲のひとつだったんじゃないかな?という印象です。
8cmシングルとしてリリースされたもので、実はこのシングルはクレヨンしんちゃんに使用されたファーストシングルより
オリコン順位では上位だったりしています。へぇ、そうなんだ。いや、わかる。そう思います。
平たく括ると、L'luviaさんはいわゆる「ビジュアル系」ってやつに属する感じだったんですね。
「BreakOut」等の番組でも紹介されてましたし。
ただ、この近辺のビジュアル系って味付けが濃かった時代でもあって、
L'luviaさんがファーストシングルを出した日の1日前にLa'cryme Christiさんが「Lhasa」ってアルバムを出し、
同日はPENICILLINさんやBAISERさんがシングルを出し、1週間後にPIERROTさんがシングルを出し、
その約1週間後にcali≠gariさんが「第4実験室」で「サイレンがぁぁぁぁぁぁ」とか言ってた時代なんですよね。
年が明けてすぐDir en greyさんがシングル3作同時リリースでメジャーに出てきて、
本シングルは同日にDa'vidノ使徒:aLさんが本みたいなシングルを出してます。
あ、大丈夫です。読めないバンド名でも一旦放置していきます。
まあそんなこんなでビジュアル系が回鍋肉定食みたいな時代に
L'luviaさんは三ツ矢サイダーみたいな清涼感で登場したわけですよ。
こうなってくるとですね。物足りなさみたいなのを感じてしまうわけなんですね。
完全にベクトルが違うので今だったら「そこを一緒くたに考えるべきではない」というのが当然働くわけなんですけど、
あの頃のS2さんは三ツ矢サイダー片手に回鍋肉定食は食べれなかったんですよ。
ホント当時の僕様は未熟でした。申し訳ございませんでした。
インディーズシングルから一応、数枚追ってみているんですよね。
結局メジャーデビューしてから数枚までは普通に出てたら買ってるんですよ。
「合わない」とか「物足りない」とか「聴いたけど嫌い」とか言ってるくせにですよ。
三ツ矢サイダーおかわりしてるわけですからね。ホントよくわかりません>僕様。
それでも「買ったけど・・・」という状態だったんでしょう、やはり購入はしてるけど「ちゃんと聴く」っていうのを
そんなにやってなかったんだろうな、という感じです。
「#22」のコレの時は「なんとなくで購入」という謎の意思で購入したことを話しましたが、
今回は気に入らないから購入というまた謎の意思で購入しているわけです。
そりゃちゃんとは聴かないわけですよ。本当に申し訳ございませんでした。
いやコレ当時ちゃんと聞いてたら意識変わってたんじゃないかなー!しっかりしようよ>僕様。
しっかりしてないからこういう買い方してるんですけども、
まず全体的にキャッチーでポップな、というのはL'luviaさんの「相変わらずの持ち味」です。
1曲目の「LOVE TRAIN」はもうそのまま嵐さんあたりに歌わせてもいい感じです。
AメロBメロと展開した後、もう一度Aメロに戻るんですけどこの瞬間の音が実に気持ちいい。
あとCメロからオーラスでサビに行く時の「高まる躍動感」みたいなところも最高です。
基本的に「LOVE TRAIN」は歌詞上では「超特急」であることを示しており、「風がジェットコースターのようにかけていく」という
表現もあるので、速度感のある心象です。
なのに「君が作ってくれたサンドウィッチ食べながら歌おう」みたいな歌詞があるので
具材粉々にならないかなという心配はしたくなりましたけど、
抜群にポップな歌詞に乗って、元気にさせてくれる1曲です。
カラオケバージョンを聴くとさらにこの「切り替わりの音」の良さが際立ちます。これはいいアレンジだし、ドラムの展開上手だなぁ。
その後インディーズで出したアルバムにも収録されているのですが、この当時はわりとバンドサウンドで作られてたのですが
このシングルに収録されている「MY LOVE」はシンセ+ピアノというゆったりとした雰囲気のある入りとして始まり、
壮大な展開を迎えるようなリアレンジが行われています。これはどっちも良い。そもそも楽曲が良いですからね。
ちなみにインディーズ版と歌詞上の違いはサビの「届け」に「!」があるかないかという微妙な点で、
インディーズ版には「!」がない「届け」で、本作では「届け!」という表現になっています。
一見するとバンドサウンドで作られているインディーズ版の方が勢い的に「届け!」のほうが合ってるように思えますが、
本作の「届け!」は光に向かって必死に手を差し伸べてる感じがあって、
この表現の変更はたった1文字で劇的な効果になっていると思います。
すごいな絶賛じゃんS2さん。当時の自分をニラで撲殺したいレベルですね。
本当に切り取り線に沿って切った人いるのかな。
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