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「Cloud Collector #23 NYANTORA『99-00』」を表示中↓

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★2023年11月20日(月)★Cloud Collector #23

帰宅中にどうも体調悪いなぁ、とか思いながらやっと帰宅してすぐ体温計で体温計ってみたら

37.7℃だった、って時に最初に思ったのが

「ああ、体温計動いてよかった」だった程度には体調が悪いS2です。





#19」の更新の冒頭でも書きましたけど、

活動中に音楽の方向性を変化させていったバンドやユニットってのは、まあまあいたりしますよね。

真心ブラザーズがフォークからロックに変化したり、サニーデイ・サービスがネオアコみたいな楽曲からはっぴぃえんどみたいなロックに変化したり。

メンバーさんたちの中でどういう心境変化があったか、っていうのはわかりませんし、

外部の立場でどうこう言うのも違うと思いますので、その是非については現時点では特に意見はありませんが、

当時のS2さんは、とある2組だけ、その変化を許容できずにいました。

今回はそのうちの1組にまつわるCDです。どん。





No. 5059





「99-00」
アーティスト名:NYANTORA
発売日:2001/05/09

1. 2001
2. PANTOS
3. SUN
4. shining
5. END



NYANTORAさんは、SUPERCARのフロントマンでもあったナカコーさんによるソロプロジェクトです。

SUPERCARさんがデビューした1997年付近ってのは僕的には最強の音楽時代で、

とにかくこう個性的なアーティストがたくさんいて、メディアもほぼ青田買い状態でいろんなアーティストに光を当ててくれて

実に楽しい時代だったなあと回顧しちゃう僕様です。

僕様がこんなにCD買いまくったのは、特にこの時代が本当に音楽的に面白かったからだっていうのが一番の理由かもしれないので

ふざけんじゃねえよ>1997年という気持ちもなくはないのですがそれはそれとして、

NYANTORAさんはSUPERCARさんの活動時期に於いて、まさに「今後どうしていきたいんだろう?」ってのが

いちファンとして不安になってきた頃に活動開始となったソロプロジェクトという感じになります。





で、まずここからの記載がその当時の僕の気持ちです。

SUPERCARさんは「cream soda」でデビューした時はいわゆるオルタナみたいなギターポップというかロックというかそういう音楽性で、

若者の初期衝動ですご覧あそばせオホホホホって感じだったんですよね。

いやオホホホホとはなってませんけども、この時期'elseさんとかがインディーズでオルタナってたりしてて

こういうサウンドが妙に心地いいなあと思っていた僕様だったんですけども、

比較的早い段階でSUPERCARさんは音楽の舵取りをクルクルっと回し始めたって感じで、

ファーストアルバムはまさにオホホホホな作品でめちゃくちゃ好きだったんですけども、

その後ちょっとして出た「Sunday People」から「あれ?」っていう感じで変わり始め、続く「My Girl」でアコースティック調に変化し、

その後徐々に打ち込みをメインにしたサウンドに変化していったっていう感じです。

この一連の流れで出されたシングルで1枚だけまだちょっと許せてないシングルもあるのですが、

それが何なのかはまたランダムで選ばれたときにお話しするとしましょう。





で、今回紹介している「99-00」は、SUPERCARが打ち込み系のエレクトロニカっぽさに傾いてきてないか?みたいなときに

ド直球のエレクトロニカをぶん投げてきたCDだったんですね。

それまでは「SUPERCARどういう方向に行くんだろう?」とヤキモキしてた僕様だったのですが、

いざフロントマンのソロ作品聴いてみたらもうこっちの方向性で行く気満々じゃねえか

思うほどわかりやすく道筋を示した、みたいなソロ作品だったと思っていたわけです。

それと同時に、オホホホホな感じが好きだった僕様がSUPERCARさんをちょっと諦めようかなと思うきっかけになった作品でもあります。

まあその諦めはまるで効果を発揮せず最後まで追いかけてしまいましたけども、

そういう意味でこの「99-00」っていう1枚は、少し苦い思い出のある1枚でもあったわけなんです、僕様的には。





で、時を経て今改めて聞いてみたわけですけども、要するに「SUPERCARさんどうなっちゃうんだろう」っていう感覚のない

今だからこそ、ようやくなるほど、そういう片鱗がもうあったわけねというのを納得できる、

ソロプロジェクトは斯くありき、みたいなCDなんだなと思いました。

ちょっとよくわかりませんよね。いや、説明難しいんですけど、そもそもこのCDって90%インストでできてるんですね。

残り10%はちょっと聞き取れない何かっていう感じの歌詞というか半ば朗読みたいな感じというかで、

もうこの時点で「これをそのままSUPERCARに持ってったら、もう影も形も無くなるよな」という

感想にもなるけど、同時に「この方向性を持ってったからあんなキラキラしたのか」というのも

実によく理解できる、その過渡期CDなわけです。

実験的な側面でリリースされた、というのならまだ粗探しもできたんでしょうけども、

もうこの時点でものすごいクオリティの5曲でしたので、

ああそりゃ諦めの感情にもなるわけだ、なるわけだけど納得もしなきゃいけないよな、っていうのも理解しちゃうんですよね。

もうオホホホホを期待する必要もなくなってるんだな、というのをイヤでもわからせて来るって感じなんでしょうね。

気が散るからオホホホホやめない?>僕様。





そんなわけで、このCDの最適な聴き方は、「SUPERCARのフロントマンであるナカコーさんのソロプロジェクトである」というのではなく

完全に「NYANTORAというエレクトロニカユニットによる5曲である」という、

バンドとは切り離した一つの作品として聴くことなんだと思いました。

そういう前提で聴くと、スゲェ作品だなと思います。ずっと綺麗だし、万華鏡の中に閉じ込められたような感覚になります。

アンビエントとかそういうのって、この感覚が重要ですよねぇ。





では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 3361





Next CD's Hint!!

謎のユニット名、最初のベストアルバム。





それでは、また次回。


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