「Cloud Collector #76 SURFACE『ジレンマ』」を表示中↓
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僕の住んでるマンションの窓から見える景色の中で、とある家の窓辺に謎の紙が
ずっとぶら下がってたんですね。ある時はキラキラ光る紙で、ある時は真っ赤な紙になってたりして、
それが謎のサイクルで色を変えてぶら下がり続けてたんですが、あまりにもその紙が何なのか気になってしまい、
ご迷惑にならない程度に近づいて何の紙かだけ確認しよう、と思いたってその家に向かってみたのですが
何度向かっても辿り着けません。
結界とかでしょうか?S2です。
気に入ったアーティストを追いかけていると、なんか妙に「勝手な心配」をしてしまったり、
気持ちに勝手に寄り添ってしまったりしてしまう瞬間みたいなのがS2さんにはあって、
まあ実に気持ち悪いですけど、逆に言えばそれくらい音楽やアーティストに対して
愛情を注ぎまくってここまで来ましたよ、っていう感じでもあると思ってるんですね。
今回の1枚は、猛烈に心配してしまった1枚でした。こちらです。どん。
1. ジレンマ
そんな検索結果にはアッカンベーしてさよならなんですが、というのは
伝わらない可能性が高いので覚悟の記載となります。
そんな歌詞が出てくる「それじゃあバイバイ」というシングルでデビューした2人組ユニットがSURFACEさんです。
サーフィスさんといえば人によって「代表曲のイメージが異なる」っていう印象があります。
僕にとってのSURFACEさんは「それじゃあバイバイ」なんですが、
コロコロチキチキペッパーズさんがキングオブコント決勝で使った「さぁ」を挙げる人も多いでしょうし、
サビに行く瞬間のブリッジが心地よい「なにしてんの」を挙げる人もいそうですし、
結果大変魅力的な楽曲を残しまくっているわけですね。
本作はそんなSURFACEさんのセカンドシングルで、表題曲もカップリングもタイアップがついたことで
勢いがさらに加速していくこととなっていくわけです。
「ジレンマ」はボーカル椎名さんの声の特徴がさらに際立つ感じで力強い歌声でキッチリ歌い上げてくれますし、
カップリングの「ひとつになっちゃえ」はなかなかの歌詞ですので
ファーストシングルで見せた個性に、より個性を積み上げたという
理想的展開のセカンドシングルという印象です。
加えて永谷さんによるギターが楽曲の盛り上げの中心として位置していますね。歌で聞くと椎名さんの声の
力強さとインパクトが目立ちますが、カラオケバージョンを聞くと永谷さんのギターは素晴らしいです。
当時このシングルを周囲の友達に聞かせた感想で多かったのは「B'zっぽい」っていうものだったんですが、
ちょっとわかる気がします。ただ、それは「とりわけ、このシングルが」というのが僕様の感想で、
一つ前が「それじゃあバイバイ」、次のシングルが「さぁ」ですので、個性的2曲の繋ぎ的な状態にあるので
やや没個性状態になった可能性があるかもしれません、楽曲としてのパワーは素晴らしいです。
S2さんファーストシングル「それじゃあバイバイ」でかなり衝撃を受けたんですよ。スゲェ楽曲だなって。
その時点でもう序文の心配事が浮上しまくってたわけです。つまり、
ファーストシングルでこのインパクトで、セカンド大丈夫か!?っていう心配だったんですね
いや、わかりますよ?お前が心配することじゃねえよ>S2さんってことなんですけどね。
でも思っちゃったんですよ!こういうインパクトでシングル続けるの、かなりしんどいだろ!?って。
もっというとまだ世間に公式発表された楽曲がファーストシングルの2曲だけっていう状態だったこともあって、
SURFACEさんがどれだけの楽曲を用意できるかというのが全く未知数だったわけなんですよ。
そこでわずか3ヶ月で次のシングル切るっていう情報が来て、やっぱこう、心配になっちゃったわけですよ。
頼むSURFACEさん素晴らしいセカンドシングルよろしくお願いします!っていうテンションだった僕様です。
そこで出たこのセカンドシングルで激烈安堵したんですよ。
1曲目も2曲目もしっかり個性があって、なんなら個性漏れてね?くらいの感触だったので。
けど、このシングルってファーストシングルより結果的に盛り上がらなかったんですよね。
それでまた僕様の勝手な心配が再発するわけですよ。
違う違う違う!ちゃんと聞いて!良いじゃんこれ!え、嘘でしょみんな!みたいに。
一人で何取り乱してんだっていう状態でしたが、
結果的に次のシングルが「さぁ」で、一気にまたそのインパクトを取り返すこととなり、その次が「なにしてんの」で
概ねSURFACEさんのパブリックイメージが確定してきたなっていう安心を抱くと同時に
いやセカンドで気づいてよみんな、と僕様独り言のようにつぶやく日々だったわけです。
29年ぶり武道館、そんな伝説のアーリーイヤーズ。
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