「Cloud Collector #75 佐野元春 and The Hobo King Band『THE BARN』」を表示中↓
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最寄りの郵便局の窓口であれこれしていたら、隣の窓口でかなり耳の遠いお爺さんがやってきて、
ゆうちょ口座がどうこう変更したい、みたいなことを言ってたっぽいんですが、
対応していた局員の方がかなり大きい声で説明してやっと把握している、みたいな状況下で、
「それでは、今書類をお持ちしますので、家に帰って確認しながら記載をお願いしますね〜」
というのを徐々に窓口の奥に行きながら伝えてたため、
たぶんおじいちゃん「家に帰って」までしか聞き取れてなかったようで、
そのまま何も貰わず郵便局を出てってしまいましたが
これ僕なんかしてあげたほうがよかった?S2です。
たまに「いつの間にか集まってる、最初どれ買ったんだっけ」ってなっちゃうアーティストがいます。
今回ランダムプログラムで選ばれた1枚については、そういうアーティストなんですけど
絶対これが最初ではない、と思っています。なぜならこれを最初に聞いた時の
「やっぱ裏切らんわ」みたいな感想を覚えているからです。
どういう目線で聞いてんだかさっぱりわかりませんがそれはそれとして、
今回の1枚はこちらになります。どん。
1. 逃亡アルマジロのテーマ Theme of‘Armadillo’on the Run
これがリリースされた時点でS2さんは佐野元春さんについては完全追いかけモードでしたので、
これ以前のどれかのアルバムかシングルが最初の購入、ということになるはずなんですよね。
本作は1曲目の「逃亡アルマジロのテーマ」と12曲目の「ズッキーニ - ホーボーキングの夢」がインスト楽曲でサンドイッチされてて、
「ヤング・フォーエバー」「ドクター」がシングル表題曲、
「誰も気にしちゃいない」が「ドクター」のカップリングでした。
「ヤング・フォーエバー」のカップリングで、当時「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」の企画で提供された「フリーダム」は
未収録となっています。作詞の著作権的な問題があったのかもしれませんね。
また、「ズッキーニ - ホーボーキングの夢」はジョン・サイモンさんというこのアルバムのプロデューサーでもある人の作曲で、
佐野さん以外の方がクレジットに単体で入っている楽曲はこれが初めてのことだったりする珍しい作品です。
まず「逃亡アルマジロって何なん?」という純粋な疑問から始まるせいで
なんか踏み込みにくそうなアルバムになってる気がしますね。
いや実際のところ全然そんなことなく、この「逃亡アルマジロのテーマ」がまためちゃくちゃオトナなロックになってて、
当時学生さんだった僕様はハマキとブランデーでこの曲を聴く大人になりたいとか
思ったりしたもんなんですよって書いたら全てウソになるんですが、
その後も「ヤング・フォーエバー」をはじめとした比較的聴きやすくノリもいい曲が続き、
後半一気に元春節が加速する感じになっていきます。この展開がたまらんのですよ。
まず、11曲目の「ロックンロール・ハート」という楽曲についてです。
後に20周年記念で出たベストアルバム「The 20th Anniversary Edition」や、
40周年記念のベストアルバム「GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004」にも収録されているのに、
なんか地味だけど味わいがヤバい楽曲
で、本作でいうとその次の曲「ズッキーニ」がトラック上最後の楽曲で、しかもインスト、かつ佐野さんの作曲作品ではないので、
このアルバムに限っていえば「ロックンロール・ハート」がこのアルバムで佐野さんの最後の作品なわけです。
なのに、これ?っていう感想なんですよ。
いや、これじゃ誤解するな。違うんです。良いんですよこの歌。
このアルバムで「ヤング・フォーエバー」の次にカラオケで歌えるようになった歌、くらいにはお気に入りなんですよ僕。
ただ、アルバムの最後を飾る楽曲として、最後の12曲目「ズッキーニ」以外を並べた時に
これを最後の曲にチョイスすんのって合ってる?っていうのがなんかスッキリしない当時の僕様で、
なんなら今もスッキリしてないんですよ。
スッキーリしない次の曲がズッキーニそれはそれとして、
そんなわけで当時から今に至るまで、このアルバムにおける「11曲目:ロックンロール・ハート」という事実が
ものすごい「製作上の勇気」みたいに感じていて、このアルバム自体がものすごくカッコよく感じる要素の1つだったりしている、
というのが思い出の1つなわけなんですよ。
先行シングルだった「ヤング・フォーエバー」って楽曲が本当に僕様大好きでですね。
当時カップリングの「フリーダム」と共にギターでめちゃくちゃコピーしまくったりしてたくらいだったんです。
曲が実にクールなのももちろんなんですが、歌詞がとにかくカッコよくて。
最初の「マグネシウムの街が燃えはじめて」っていう歌詞のカッコよさよ!
佐野さんってやっぱ歌詞凄く良いじゃないですか。そのまま直球で伝えてくる歌詞もいいですけど、
こういうどこか湾曲したような表現も凄い上手いと思うんですよ。いやもう上手いとか偉そうに言っちゃ駄目なレベル。
で、S2さんこの「マグネシウムが燃えはじめて」の歌詞の印象があまりにも強かったため、
頭の中で「ヤング・フォーエバー」収録アルバム=燃えという構図が完成してたせいか、
このアルバムのタイトルを「THE BURN」だと勘違いしてたんですよ。
ええ、それはもう今日まで。ずっと。
僕様自分の持ってるCD管理できてないので自分で自分の持ってるCDを検索するツールまで開発しましたけど、
そこにも「THE BURN」って登録してましたからね。
違うじゃん!「BARN」じゃん!「小屋」じゃん!
よく見たらジャケットも小屋じゃん!
ここで録音もしたらしいじゃん!
歌詞カードに説明書いてあるじゃん!
読 め よ > 僕 様 !
1stのインパクトは「ジレンマ」にはならなかった。
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