「Cloud Collector #72 GARNET CROW『千以上の言葉を並べても...』」を表示中↓
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1. 繊維状の言葉を並べても...
こうなっちゃうともう自分でも自我が抑えきれないので目をつぶってもらうわけですがそれはそれとして、
もう改めて言う必要もない気もしますが今回の1枚は。こちらです。どん。
1. 千以上の言葉を並べても...
かなり派手なスタートダッシュを切り、結果2000年に6枚のシングルを出すという暴れっぷりを見せたGARNET CROWさんの
4枚目のシングルです。一つ前のシングルがインディーズから存在する人気曲「二人のロケット」、
この後のシングルがまた名探偵クドウの主題歌となる「夏の幻」ということで
少し地味な印象もあるシングルかもしれません。
カップリングの「blue bird」は後にカップリングベストアルバムにだけ収録された非常にマイナーな曲ですし、
もともと4枚目のシングルはこの曲じゃなく、ファーストアルバム「first soundscope」に収録されている
「Rhythm」という曲を予定していたという話もあって、なんというか
誰も悪くないのに不遇、みたいな存在になっている気がします。
初期GARNET CROWさんはどちらかというと、こういう曲のほうが「らしい」んじゃないかな、
という気もします。何よりこの「千以上の言葉を並べても...」も「blue bird」も、
1音1音、めちゃくちゃ丁寧に配置しているという気がします。
3曲目のインストを聴くとさらにそれがわかりみになる、という感じです。
何だろうな、先に完璧に作り上げた箱庭があって、
そこに隙間なく必要な道具を入れて完成させている、みたいな。わかります?わかんないよね。
もちろん曲も綺麗ですし、そこに乗っかってる歌詞も良いんですよ。これはもう大前提なんですけど、
この楽曲を派手な感じにしなかった古井さんのセンスなのかなあ。
結果論ではありますけど、このシングルが出てなかったとしたらリリース順が
「二人のロケット」→「夏の幻」→「flying」ってなってこれはハデですよね?
このシングルを1枚挟むことによってこのバンドの音楽性を一つ拡張しているように
僕には見えたわけなんですよ。そういえば当時の僕も、「Mysterious Eyes」がアニメ主題歌として注目された時点で
「いっちょ買ってみるか」って感じでしたけど、正式に「よし、このまま集めていこう」と決断したのは
このシングルだったような気がします。その理由は多分、今回聴いた僕の感想の通り、
シングルだからといって無駄に派手にしないで完成度をどこまで高められるかという点で
最高到達点を見た気がしたから、みたいなことだった気がします。
両曲共にベスト盤というかたちでそれぞれ収録されてますので、無理にシングルを・・・ということには
ならないかもしれませんが、この2曲がシングルとして収録されてリリースされたんだ、というのが
結論としてめちゃめちゃ尊い。
ドラクエのパーティで言ったら「僧侶」みたいな感じ。
凄いな、今回全編通して伝わる気がしない事ばっか言ってる気がする。
僕目線で、GLAYさん最大の問題作たちの1つ。
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