「Cloud Collector #58 石崎ひゅーい『ピノとアメリ』」を表示中↓
Text Contents/ このサイトなんなん 厳選エーテルノート 検証と考察 意識調査 皮膚の馬太郎 Cloud Collector
当サイトはリンクフリーです。
メールは
Twitter、Facebookは |
社会人になってすぐ位の頃は、よく「学生気分が抜けてない」みたいな指摘を
されることがあるかと思いますが、もうそこそこいい歳になった僕様について
まだ抜けてない気がしているのですが大丈夫でしょうか。S2です。
ここでいう「付属品」ってのは、例えば「帯」とか「ステッカー」とか、そういうものの事を指します。
基本的に購入したCDは「美品のまま」というのを気にして保管しているので、そういった美品も保持しているのですが、
どうしても「いつの間にかなくなってしまった」り、「やむを得ず破棄してしまったり」ということをする事もあります。
先日、なんとなく久々にOBLIVION DUSTさんでも聴こうかなと思ってアルバム「BUTTERFLY HEAD」の初回盤を出してきたところ、
透明のジャケットだけ紛失していることに気がついて愕然としたわけです。
仕方なく通常版の方を出してきて聴いたわけで、ここで気になるのは
なんで2枚買っちゃってるかなぁというところなのですがそれはそれとして、
このサイトを毎日更新してた頃からよく聞かれては「意外」と言われていたことがあって、それは
「購入時のビニールは保管しない」というマイルールについてです。
S2さん別にその保管方法を否定するわけでもないんですが、一つだけ僕の性格上問題があってですね。
CD買う時、未開封品のビニールって何かしらシールが貼ってあるじゃないですか。
当初僕様はそのシールも大切に剥がして保管する、ってことをやってたんですけども、
まあたまに綺麗に剥がれなくて、その時はハサミでビニールごと切ってそれを保管する、みたいなことをしてたんですね。
ええ、もう。コレクターなので。
もしくは病気なので。
おそらく限りなく後者寄りなんですけども、
何が問題かって、このシールは、まれに世代交代するという点なんです。
例えばリリース当時に購入した時、シールに「○○主題歌『××』収録」みたいなのが書いてあるわけですよ。
けど、月日を経てそのアルバムの別の曲に別のタイアップがついたりすると、
その時の生産で販売されたCDのシールには「○○主題歌『××』収録」の他に
「□□CMソング『△△』収録」が追加されたりすることがあるわけですよ。
こっちのシールが欲しくなるんですよ。
な?後者寄りだったろ?
っていう病気的収集願望を抑えるために「じゃあもうビニールについては一切言及しない」という結論を迎えたわけですが
先日発売された米津玄師さんのアルバムがビニールごとジャケットとして成立してやがるので
多分あのアルバムに世界で唯一、謎の憤りをした人物になったと思います。
で、なんか今回やたら前振りが長くなりましたが、それを踏まえて今回の1枚はこちらになります。どん。
1. ピノとアメリ
「石崎」の方が気に入ってないという発言で二度ビックリできる石崎ひゅーいさんによる、
シングルとしては4枚目となる作品です。表題曲「ピノとアメリ」はNARUTOのエンディングで使用されていたほか、
カップリングの「お前は恋をしたことがあるか」はクリープハイプの尾崎世界観さんとのデュエットソングとなっています。
「ピノとアメリ」はトオミヨウさんと石崎ひゅーいさんとの相性が抜群なこともあって、実に綺麗な楽曲となっています。
ただ純粋に良い歌っていう特色で全方向で隙がありません。
唯一ある隙は、その後発表されたアルバム「アタラズモトオカラズ」のクセがあまりにも強すぎるため、
アルバム側でこの楽曲を聴くと「お、おう、、、」ってなる点くらいですかね。
いや、あくまで僕個人の主観ですよ!シングルでリリースされるのも当然な楽曲なわけです。
「お前は恋をしたことがあるか」は、例えば佐野元春さんの「経験の唄」とかサザンオールスターズさんの「亀が泳ぐ街」みたいな
全体構成がリフレイン的になってる作品で、これが石崎ひゅーいさんや尾崎世界観さんの歌声が見事にマッチしてて
優しいメロディなのにどこか悲痛という絶妙な楽曲になっています。
2曲しか収録されてないのにこの満足度になるのは、「ピノとアメリ」の名曲具合と
「お前は恋をしたことがあるか」の作品としての壮大さにあるのかもしれません。
このCDを購入した当時の僕様は既に「ビニールやシールについては収集対象外」としていたので
NARUTO使用曲ということでポスタージャケットっぽいものが付いていて、
あとは帯だけがこのCDの付属品として保持している状態になってるんですけど、
今見てみるとジャケット、裏ジャケット、帯、ポスタージャケットといった表面的な情報では
尾崎世界観さんが参加されているCD、という情報がまるでないんですね。
いや、それはさすがに情報不足だと思うんですよ。
けど、もしかしたら例のシールがビニールには貼ってあって、そこには書いてあったのかもしれないと思うんですが
病気の後遺症で捨ててるので、もうわからないわけです。
ちなみに前述のネクストアルバム「アタラズモトオカラズ」では、「お前は恋をしたことがあるか」を
石崎ひゅーいさんがソロで歌っているため、尾崎世界観さんがボーカルをとってるこの楽曲は
CDとしては現時点でこのシングルでしか聞けないわけです。いや帯にも情報書いたらいいのに。
繰り返しですが、個人的な視点では「ピノとアメリ」はアルバムで聴くより単体で聞いた方が良さが増すのと、
「お前は恋をしたことがあるか」の尾崎世界観さん消滅事件の不遇さと
実際の二人の歌声と楽曲のマッチ具合から、このシングルは単体でも相当当たりだと思います。
ジャンルを超えたまさに「バトル」。
Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |