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「Cloud Collector #56 B'z『SURVIVE』」を表示中↓

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★2024年8月23日(金)★Cloud Collector #56

かなーり昔の話なんですけど、新潟あたりで

「お金はないのに〜 電話をピッポッパ〜」みたいなのを歌ってるCMがあったんですけど

何だったん?あのCM。S2です。







CMの正体がわかったところで何もしないしする必要もないわけなんですがそれはそれとして、

さて皆さん。「思い出補正」って言葉があるじゃないですか。

過去経験したことや見たこと、好きだった作品について、それが自身の中で美化されちゃって実際より良いモノだと

判断してしまう、みたいなことを指すことばなんですけども、

僕的にはこの単語、悪い単語と思えないんですよね。

要するに美化できるほど好きだったってことですよね。それってすごいじゃん?

確かに、「何かと比較する際の片方に思い出補正がかかっていた場合」っていう話になると、それは公平ではないですし

恐らく偏った結果になるんでしょうけど、その人にとっては好意の強調なだけであって、

その状態に陥っていることについて否定できるような話じゃないと思うんです。

ただ今回の1枚は、思い出補正のせいで正当に評価してなかった1枚です。だめじゃん!どん。





No. 1489





「SURVIVE」
アーティスト名:B'z
発売日:1997/11/19

1. DEEP KISS
2. スイマーよ!!
3. Survive
4. Liar! Liar!
5. ハピネス
6. FIREBALL
7. Do me
8. 泣いて 泣いて 泣きやんだら
9. CAT
10. だったらあげちゃえよ
11. Shower
12. Calling



#32」以来の登場のB'zさんです。まあ全体評価として傑作すぎて言う事ないレベルですよねぇ。

ただなんかこの作品ってわりとTM NETWORKの流れから派生してデビューしたのがわかる編曲

ちらほらあったような気がします。どこかでその源流みたいなものを挟みつつ、

B'zさんらしいロックをうまく中和して完成させてるような、そういう印象を持ちました。

シングル曲は「Liar!Liar!」「FIREBALL」「Calling」の3曲で、前作アルバム以降リリースされたシングルでいうと

「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」「MOVE」「Real Thing Shakes」については未収録となりましたが、

超人気楽曲「スイマーよ!!」やドラマのエンディングでも使用された「ハピネス」が収録されていたり、

「あのミャオミャオ何やねん」としばらく頭から離れなくなる「CAT」が収録されていたりと

攻撃的だったり変化球だったりが混在しまくって最後に「Shower」「Calling」の配置で綺麗に収める、という

綺麗な構成になっています。それでいくとオープニングの「DEEP KISS」→「スイマーよ!!」→「Survive」の流れも綺麗ですね。

あとはミャオミャオをどこに配置するかだけ考えれば完成、みたいなアルバムです。

大好きか「CAT」。>僕様。







と、今聞けばその構成であったり「らしさ」であったり作詞の絶妙さであったりっていうことで大絶賛で、

特にS2さんは「Shower」って楽曲が本当に好きで、久々にガッツリ楽しませていただいたわけなんですけども

これがまあ1997年当時の僕様には不評だったわけなんですね。

かつて「あなたが選ぶB'zベスト」って企画をやった際、

ベスト盤を作るとしたら、ということで僕自らが選曲した14曲の中にも「Shower」は含まれてなかったくらいなんですね。

そしてこの「不評となった原因」となったのが「思い出補正」に因るもの、というわけなんです。

今となっては「なんでそんな程度のことで・・・」としか思えない、このアルバムを認めなかったS2さんの「理由」は2つありました。







理由1:前作「LOOSE」が好きすぎた

1995年にリリースされたアルバム「LOOSE」が僕様超絶ツボで、その次に出たこのアルバムに対してどうしても

「LOOSE」との対比で考えてしまっていた部分があったわけなんですね。

で、もう超絶ツボアルバムが完全に思い出補正となっていた僕様は、恐らく次にどんなアルバムが出てたとしても

「LOOSE」を頂点としたカースト制度みたいな状態になっていたと思われます。

その結果、全体的には好きなのに「LOOSE」の思い出補正バージョンと比較して・・・となった結果、

「なんかいまいちハマらなかったんだよね」みたいな評価になってしまっていました。

若いねえ。今の僕様なら「Do me」で自作のダンス踊れるレベルまで来てますけどね。

あれ?それは退化か?

まあともかく今となっては「それはそれ」として判断して絶賛しているこのアルバムは当時僕にはハマらなかったわけでした。





理由2:「MOVE」が好きすぎた

お前好嫌感情どうなってんだという気もしますが、前述の通りこのアルバムには

両A面シングルとしてリリースされていた「MOVE」が収録されていないのですが、僕様はこの「MOVE」という楽曲にも強烈な思い出補正が入っていました。

というのも、この「MOVE」という楽曲は進研ゼミのCMソングで、

このCMに使用された楽曲が次々と僕のツボにハマりまくるという事態に陥っていました。

主なツボ楽曲としては





爆風スランプ「涙2」(1992年)

嘉門達夫「GO! GO! スクールメイツ」(1993年)

リンドバーグ「胸騒ぎのAfter School」(1993年)

筋肉少女帯「蜘蛛の糸」(1994年)







わかります?この名曲揃い。

この一連の流れの中にB'zさんの「MOVE」が流れて、そこでガッツリ勇気づけられていた僕様がいるわけです。

きっとその話は「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜 / MOVE」がランダムプログラムで選ばれたときに話をすることになると思いますが

この楽曲はガチで僕の背中を押した1曲でもあって、それが収録されなかったことで

思い出補正未満みたいな立ち位置になっちゃったんだろうなあ、と思います。

なんか当時も「MOVE入れてほしかったんだよなー」みたいなこと言いまくってた気がするんですよね。

いいじゃねえかシングル持ってんだから、と思いますけど、多分許されない何かがあったんでしょうね僕の中で。





というわけで、当時は強烈な思い出によって阻まれていた謎の評価でしたが、今聞いてみればやっぱりB'zさんは凄いな、

という至極簡単な一言で解決できるレベルでこのアルバムもやはりモンスターアルバムでした。

フラットな気持ちになったらもう一度聴いてみる、っていうのはアリなのかもしれませんね。





では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 3987





Next CD's Hint!!

今夜、「ロ」が「□」という点について異議あり。





それでは、また次回。


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