「Cloud Collector #45 the pillows『カッコーの巣の下で』」を表示中↓
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「ドゴスト3」(※もちろんドラゴンクエストの略です)のリメイクが数か月後に
リリースされるわけですが、画面の中に見慣れない職業の人がいそうなんですよね。
あの職業は何だろうなあ、と考えた結果、ここで「政治屋」というのはどうだろう。S2です。
ドレミで表現すると「ソミ ソミ レドレド♪」のやつです。
元々はドイツの民謡で、「春を告げるカッコウの鳴き声」みたいなことを唄ってる歌詞で、
日本語訳は実は複数の方が行っていて、特に有名なのが2つあります。
一つは、もともとが「春を告げる歌」だったのに「夏を呼ぶ森の声」っていう歌詞のやつで、
温暖化で春をすっとばして夏の気候になったりしている昨今ではあながち間違いでもない歌詞になってますが
それはそれとして、個人的に一番有名な歌詞なのが
よんでるよ きりのなか ほうら ほうら かあさん
ソ レ ト モ カ ア サ ン ナ ン テ イ ナ イ ノ ?
ちょっと暑さで思考がフルバースト状態かもしれませんが今回の1枚はこちらです。どん。
1. カッコーの巣の下で
紆余曲折しまくって最強のロックバンドとなったthe pillowsさんによる、ライブ会場と通販限定で販売されていたシングルです。
ピロウズさんはこの頃になるとこういう限定シングルを出しまくってましたが、
手に入らないようなシングルではなかったのでカリガリさんやムックさんは反省していただきたいと思います。
ただこのシングル自体は、本更新日時点では既に通販サイトでもSOLD OUTになってしまっています。
表題曲「カッコーの巣の下で」はこのシングル盤が出る3ヶ月ほど前に配信リリースされ、そこから2か月後に出たアルバム
「STROLL AND ROLL」にも収録されたので全然聴ける楽曲なのですが、カップリングの「ベラドンナ」と「エターナル トレジャー」が
本日現在ではこのシングルでしか収録されていない楽曲となっています。
わりとピロウズさんはカップリング楽曲を後に1枚のアルバムにまとめてくれたりしているので、
気長に待てばきっとそのうちだれでも聞けるようになることでしょう。
楽曲はもう相変わらずどれもカッコイイしメロディラインも綺麗だし、歌詞も凄くステキです。
完全に個人的主観ですが、第2期くらいの優しいアレンジもちょっと挟まれたりして、
なんか本当にシングルらしい配置が行われている1枚です。
僕様的にはこのシングルは特に歌詞推しなんですよねぇ。相変わらず良い歌詞書くなあって。
「カッコーの巣の下で」は、配信リリースされる前の2015年年末のライブでお披露目されていたらしいですが、
これライブで当時ナマで拝見してたら泣き崩れたかもしれないです。
まあ泣き崩れたは冗談にしても、何かしら心に刺さってくる歌詞だったってことなんでしょうね。
そこを6/8のリズムでやってくるってのがまた小憎らしいんですよね。いやあいい歌だ。これはいいシングルだ。
ちなみにS2さんは人生で「聴いて涙が出た曲」はたった1曲だけです。その話はまたいずれどこかで。
個人的にこのシングルはボーナストラックが正義だと思っています。
このシングルのボーナストラックは、上述された「『カッコーの巣の下で』が新曲として発表されたライブ」での
豊洲PITで行われたライブから2曲抽出されたものとなっています。
当時のセットリストと照合すると、「Freebee Honey」はライブの2曲目、「Funny Bunny」は一番最後(アンコールの最後の曲)に
演奏されています。「Freebee Honey」はアルバム「PENALTY LIFE」に収録された楽曲で、これはこれでカッコいいんですが
問題は「Funny Bunny」のほうです。まずこの楽曲はアルバム「HAPPY BICOUAC」で初収録され、
ELLEGARDENさんやBase Ball Bearさんがカバーしたり、「フリクリ」や「SKET DANCE」といった漫画・アニメにも登場する、
シングル曲を差し置いて代表曲扱いされてる歌なんですね。
the pillowsさんのディスコグラフィー上も、ベストアルバム「Fool on the planet」や
「Rock stock & too smoking the pillows」にも収録されている、聴けば誰もが好きになるような素晴らしい1曲なのですが、
このシングルに収録されているライブバージョンでは、楽曲が始まる前に山中さわおさんによる
即興的弾き語りが収録されています。
で、この弾き語りこそ、このシングル最大の見せ場だという感想です。
このバージョンが収録されたライブは「LOSTMAN TOUR」と言われる、「マニアックな楽曲を中心にやる」っていう趣旨のライブなんですが、
この弾き語りで語った山中さわおさんの発言と、その後あえて演奏されるマニアックでもなんでもない「Funny Bunny」という選曲が、
リアルで「パントマイム」から追い続けてた僕としては一撃死レベルの感動だったんです。
やっぱピロウズさんはパネェわ。昔も今もこれからも。
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