「Cloud Collector #42 THE BOOM『四重奏』」を表示中↓
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かねてより疑問を抱きながら研究し続けていた「ユーテリア論」について、
いよいよその疑問を突き詰めるべきとして、かなり切り込んだ書籍の作成に踏み切ることとなりました。
要するに、研究すればするほど「ユーテリア論」には裏というか穴が見え、その穴を埋めるべくして次々出てくる新理論も
やはりそれを埋めるだけの嘘なのではないか?ということなんですね。
ユーテリア論者からすれば許されない内容かもしれませんが、広く一般的に見てこれが欺瞞なのか真実なのか、
またこの理論を正しいとするならばどのような角度であれば成立するのか、研究者だけではなく
ユーテリア論をご存じない皆さんから見てどうなのか、を問いたい一冊となっています。
僕が言いたいのはこれを嘘だと断じることではなく、それらをすべて課題としたうえで、残された真実だけを拾って
本当の意味でのユーテリア論を成立させることだという点なのです。邪道かもしれませんが、これが一番手っ取り早いし、
見てみぬふりをしてきた多くの研究者の目を覚まさせることになれば、と思います。
今日も皆様の無駄な時間をいただきました。S2です。
※この画像は講談社様のツールを使用して作成されたものです。面白いこと考えますねホント。
一体どこまで書こうかな?という感じで非常に困っている僕様です。
とりあえずランダムプログラムで選ばれたのがコレです、を先に紹介しておきましょう。どん。
1. 20 -twenty-
THE BOOMさんで、このアルバムはメジャーデビュー20周年という節目でリリースされた1枚です。
リリース形態としてはDVD付きの初回限定版とCDのみの通常版がリリースされていますが、
僕が持っているのは通常版のほうですね。初回盤を買わなかった理由については全くわかりません。
多分DVD妖怪ウツルンガーに脅されていたんじゃないかと思いますけど、
こういった発言は皆さんガン無視で問題ございませんがそれはそれとして、
収録内容のうち「All of Everything」「夢から醒めて」「My Sweet Home」が先行シングルとしてリリース
(※「夢から醒めて」と「All of Everything」は両A面)、
「20 -twenty-」は「My Sweet Home」のカップリングです。
また「数え切れない人の中で」本作リリースより数年前からライブでは披露されていた楽曲だったそうですね。
味わいのある1枚です。全然やんちゃしてないというか、全曲通して素晴らしい歌です。
おかしいですね。ニンゲンは成人式で一部のアホがあんなに荒れるのに。
まあTHE BOOMさんはデビュー時代と中間と後期で全然音楽性が変わってきますし、
油断すると「No Control」の「敬称略」や「Electronic Parade」みたいな乱心放り込んでくるので
そこがまた魅力の一つなわけですが、このアルバム「四重奏」については、客演としてMCUさんが参加している、という点以外では
この当時のTHE BOOMさんのありのままの音楽性がパーフェクトに収録された、とんでもないバランスと完成度の1枚です。
こうして聴くとTHE BOOMさんにとって「島唄」クラスの曲なんか普通なんですよね。
よくよく考えれば「島唄」だって当時のアルバムからのリカットシングルだったわけですし、
本作の収録曲なんかいずれもそのままシングルカットされてもおかしくないレベルで構成されています。
いや、これ僕だけかもしれないで共有にはならないかもしれないんですけど、いいですか?
僕の中でTHE BOOMさん至上最も「えっ!?」ってなる瞬間がこのアルバムで訪れるんですけども。
この歌が同時に「えっ!?」ってなる歌なんです。何度聞いてもなるんです。
まずこの歌は大前提として超絶、名曲です。
ホントこれ聴く目的で買っていただくのでも十分だと思うレベルで本当に名曲。
静かに始まるAメロから徐々に展開が増え、高揚感が増え、Bメロでそれを集約してサビに向かう展開が美しいんです。
で、E♭で始まるサビのコード進行めっちゃ綺麗なんです!
これまでの歌詞の内容から一気に人口密度を増やした視点になるこの瞬間が、歌詞も含めて凄いんです!
この辺りでこの歌の感動がマックスピーク状態になるんですが、この直後ですよ。
「世界の片隅で↓↓↓」と、この「で」の所でFm7当たりのコードで
音が一気に下がるんですけど、
これが、ここまでのサビのメロディラインとコード進行からちょっと想像できない箇所だったんですね。
いや、あくまで僕個人的にですよ?聴く人によってはこれで大正解なんでしょうけど、
絶対この瞬間聞き手が想定している音程じゃないのが来てると思うんですよ。
これが本当に僕様の中でTHE BOOMさん至上最も想定外な瞬間なんです。
ただ、逆にこれが想定している音程だったとしたら、凡的展開というか、
それはそれでいい歌だっただろうけど、インパクトや印象としては薄まったのかもしれないな、とも思うんですよね。
今回ランダムプログラムが引き当ててくれたことで実に久々にこのアルバムを聴いたわけなんですが、
当時と全く同じリアクションで迎えてしまったわけです。すげぇな、やっぱTHE BOOMさんは。
伝えたいことがあるらしいベストアルバム。 Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |