「Cloud Collector #33 米米CLUB『komedia.jp』」を表示中↓
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前回の更新の通り、特に更新頻度も高くないBlueskyを登録しているのですが、なんとなくで書き込んでいるので
その内容がこのサイトで本題に入る、まさに今書いてるこの部分に使えそうなネタばかりになってしまっていて
自業自得のネタ切れ中なS2です。
みたいな感覚になることありません?慣れてきた内容を思い返すまでにラグが生じる、みたいな。
僕様は最近通常運用で20分くらい休むと、もうそれが発動するので
もう多分脳内が老化しきっている可能性が高いんですがそれはそれとして、
同じように音楽業界でも「既に解散してるんだけど、時を経て再活動!」みたいなことが度々あります。
僕としてはそれは非常に好ましいですし、めちゃくちゃサプライズで驚かされますし、
解散してたこと許してやんよって気持ちになるわけです。ナニサマだ>S2さん。
最初に書いた通り「休みが続き過ぎちゃうと、どういう感じだったか忘れちゃう」みたいなのは
僕様的にはこの音楽業界のパターンでも都度発生してしまっています。
今回のCDは、購入当時からその感覚に極端に陥った、僕にとって忘れられない1枚です。どん。
DISC1
1. 浪漫飛行'07
DISC2 (DVD) 再開感激ドキュメント 〜再開感激祭への道〜
1. Opening
1997年3月に「THE LAST SYMPOSIUM」という本編2曲、あと全部アンコールという
さすが米米さん、最後の最後でどんなステージだよという内容のライブで解散してしまい、
当時この「THE LAST SYMPOSIUM」を見届けた僕様的にはぽっかり心に穴が空くんだろうな、と思いきや
この1997年付近というのは日本音楽史上最も個性的なアーティストがあふれかえった時期で
寂しかったけどなんかちょっとセーフ、みたいな感じでした。
で、それから約10年経って突然また復活する、というニュースが飛び込んできたときに
僕の脳内にスペッシャルサンダーが降り注いだわけです。
ちょっとスペッシャルサンダーが何なのかについては今後国会でちゃんと議論したいと思いますが
2006年にシングル「WELL COME 2」で帰ってきてから、「E-ヨ」「君を離さない」「MATA (C) TANA」「御利益」「WE ARE MUSIC!」と
解散前の全盛期でもそんなペースで出さなかっただろっていう怒涛のシングルリリースを経て、
復活集大成的に出たのが今回のアルバム、ということになります。
このうち「御利益」だけアルバムに収録されていませんが、全16曲というシビれるボリュームでリリースされたわけです。
元々は「O・E・C」(※オイシー)というタイトルになりかけたそうですが、僕はそっちのタイトルの方が好きだったなあ。
まあベスト盤だからそこそこ、なんつーか、わりとちゃんとした選曲だったわけですよ。
そんで次に出たアルバムがコレで、1曲目が米米CLUBさんとしてはおそらく3大代表曲の一つでもある
「浪漫飛行」の07年リメイクバージョンなわけです。
ちなみに3大代表曲の残り2曲はもちろん「微熱少年」と「ホテルくちびる」ですが、
解散してから10年近く経過し、まあ確かにシングルももちろん米米さんらしく普通じゃない楽曲もありましたけど
いざオリジナルアルバムが出ました、ってときに1曲目が「浪漫飛行'07」とかで来られると、
「このバンドのオリジナルアルバムって、どんな感じだったっけ?」っていう点が
僕の中でかなりあやふやになっちゃったんです。
通称「ソーリー曲」と呼ばれていたなんだかよく分かんねぇ歌ってのが普通に収録されてるんですよ。
そんな楽曲だけを集めた2枚組のアルバムとかも出したことがあるくらいなんですよ。
「SORRY MUSIC ENTERTAINMENT」ってタイトルのアルバムなので、ぜひ聴いてみてください。
3回くらい連続で聴くと脳髄が正常な信号を送れなくなるので。
で、このアルバムが浪漫飛行スタートになったっていうだけで僕の中で、
ソーリー曲の収録配分が今までどれくらいで、今回のアルバムの配分はそれと比べて妥当なのか否か、というのが
なんか正常に判断できなくなってたんですよね。これは米米さんのアルバムを聴くうえで重要なことなのです。
どういう姿勢で聴くのが正解かというのがそれで決まるようなもんなのです。
米米さんの作品っていうのは、それくらいなんとなく聞くと正解が見つからないもんなのです。
これ多分結局正解見つかってないじゃん>S2さん、という気もしますが
なんかもう真面目に考えないで本能で聴くのが一番正しいかもしれないって考えにもなってきてるんですよ。
じゃあそれまでの葛藤は何だったんだよという感じもしますけど、もう仕方がない。
「君を離さない」からの「ロシアン・ルームメイト」の流れでノックアウトされない人間はいないと思いますし、
「しょうがねえな」や「スゴくおいしい」を正しく理解する必要なんかないのかもしれませんし、
結局のところ「楽しめましたか Y/N」という選択肢だけ存在させといて、
無言で「Y」選んどけばいいんです。
「MATA (C) TANA」が本当に待たされる位置に収録されてる点も含めて、
エンターテイメントアルバムとしての結論は「やっぱ米米さんはすげぇわ」ってところにちゃんと帰結できるアルバムでした。
そして、ここからまた過去にさかのぼって聴いていきたくなる1枚、という感じです。
あの狂乱的な時期から、国民的バンドになった時期を経て、またこういう形に戻って来たけど
「浪漫飛行'07」や「君を離さない」といった楽曲もちゃんと用意できる、そういう小憎らしいバンドなのです。
よし決めた。「小憎らしい」が今回の結論です。
死語となってしまったサードシングル。 Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |