「Cloud Collector #30 黒沢健一『LIFETIME BEST “BEST VALUE”』」を表示中↓
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2023年一番最後にネットで購入したCDがとっくに持ってるCDでした。
ここまで成長してないのって、そろそろ特技にならんかな。S2です。
僕は別に運命論者ではないですが、事実として受け入れない事にはどうしようもなく、「仕方がない」と
思わざるを得ない反面、やはり心のどこかで「受け入れない」どころか
「その事実は、なかったことにしました」と心の中で結論付けているアーティストもいます。
この場合僕の中で「なかなか次のCD出ないなあ、まあ過去作聴いとくか」
という気持ちの整理になっている状態です。
解散してしまったバンドの楽曲も含めてそうですが、僕としては
「新作が出ない=過去作がまた輝く」という絶対的な方程式が成立するので、
それはそれで、まあ寂しいとは思いますけど我慢が出来ている状態と言えます。
今回はそんなわけで未だその事実を認めていないアーティストによるこちらの作品です。どん。
1. HELLO, IT'S ME
黒沢健一さんは僕の中では絶対的ロック兄貴として君臨しています。
この話がどのリリースの時の話か、っていうのが正直思い出せないのですが、黒沢健一さんのとあるアルバムを
タワーレコード新宿店で購入した時、インストアライブの整理券が配られて、その時の整理券番号が
「1番」だったことがあるんですね。まあ、それはそれでそんな珍しい話じゃないんですが、
その次に出たアルバムをタワーレコード新宿店で購入した際、その時もインストアライブ整理券が配布されたんですけど
その整理券も「1番」だったってことがあったんですよ。
その瞬間謎テンション化してしまった僕様は、インストアライブ後に
サイン会だか握手会だかがあって、その時に黒沢健一さん本人についそのテンションで
「前回の整理番号が1番で、今回も1番だったんですよ!」って報告しちゃったんですよね。
知らん奴のクジ運聞かされて当人「どーでもええわ」と絶対思ったと思うんですが
それはそれとして、そんなアホテンションの僕様の唐突なカミングアウトに黒沢健一さんは
全くの逡巡も間も躊躇もなく大きい声で一言「Oh, Yeah!!」って言ったんですよ。
な?ロック兄貴でしょ?この人。
「そうなんですか!」とか「知らんがな!」とか、あるじゃないですか。まあ、一番オーソドックスなのは
「ありがとうございます」くらいなとこじゃん?と思うんですけど
瞬間に出てくる言葉が「Oh, Yeah!!」って言い慣れてないと無理だと思うんですよね。
それ以降もう僕の中では黒沢健一さんは「ロック兄さん」で確定しまして、
ごく身近な音楽仲間にも「ロック兄さんが・・・」という主語で話しては
「だから毎回誰やねん」とツッコまれるっていうのがお約束になっていたんですが、
残念ながら2016年にお亡くなりになってしまいました。まあ、認めてないんですが。
収録されている楽曲は元々こんな感じでリリースされたものとなります。
☆ソロでリリースされた楽曲
☆curve509としてリリースされた楽曲
こうキャリア別に区分けしてみると明確に色が違うもんだなあと感心しますね。
完全に「等身大の現在で新録」としているので、当時のキーよりは低めに抑えていますが、
楽曲一つ一つの歌い方に力の抜き差しが巧みになってるので、
全く新しいアプローチとして聴くことができる1枚となってるんじゃないでしょうか。
当時めっちゃキラキラしてた「[I WANNA] BE WITH YOU」がめちゃくちゃドシッとしたロックになっていたり、
音を散らかしまくって面白くしてた「PALE ALE」がライブ臨場感さながらの集中力で完成されていたり、
要するに今でも歌い継げて行ける歌ってことなんでしょうね。
どの楽曲もとんでもなく良い歌ですし、実の弟からも「天才だった」と言われるのは頷けます。
歌詞カードついてたら完璧なCDだったと思うのですが。ついててほしかったなあ。全曲歌詞見ないで歌えるけど。
ラテンのノリが好きすぎて、 「夢はロックバンド」って言われてしまって 疎遠化してしまったCD。 Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |