「Cloud Collector #29 Rain Note『Fellow』」を表示中↓
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サンタさんにプレゼントを貰ってホクホクしてるうちの娘ちゃんが
「どうしてサンタさんは優先的にうちにきてくれたんだろう?」とか言い出したのですが
何だこの謎の都合。S2です。
だいたいこういうケースは、
・その場のノリで購入している
・他のCDを持っているので、存在しないはずの使命感で購入している
・宇宙人のせい
最後のケースが有効になってる時点でちゃんとした精密検査が必要ですがそれはそれとして、
おそらく今回のCDについては3番目の理由だと思われます。
で、購入して恐らく1回聴いたっきり、みたいな感じになっちゃっているのではないか、と。
正直今回改めて聴きなおすまで全くメロディも思い出せなかったレベルでした。
今聞くとめちゃくちゃな完成度でしたよってことでこちらの作品です。どん。
1. Fellow
アートワークも含めた表現ユニットみたいな感じで登場したのがこのRain Noteさんです。
作曲含めサウンドを構築したのはGENさんという方で、僕の記憶が確かであれば
野村沙知代さんの「SUCH A BEAUTIFUL LADY」の 作曲・編曲者
どんな時代だよ、と振り返ることすら拒否するレベルの不思議なコラボでしたが、
このGENさんという人が音楽家としてとんでもなく幅が広いんだっていうのが
野村沙知代さんとRain Noteさんを対比するだけでわかるという感じになりますね。
で、おそらく僕様は「Sound Horizonさんからあらまりさん脱退」が結構ショックだったもので、
Rain Noteは最初のミニアルバムから「あらまりさんだから」っていう理由で購入開始しているんだと思います。
で、その流れで出たファーストシングルがこちら、というわけです。
一度野村沙知代さんをインプットしてしまったせいでレビューのテンションを見失ってるんですが、
Sound Horizonさんが独特過ぎる世界観の音楽性で、そこに絶妙にマッチしていたあらまりさんの声が
そこから脱却することでどんな音楽になっていくんだろう?という前提で当時聞いていた結果、
どことなく「物足りなさ」みたいなのがあったような記憶だけはあるんですね。
まあ、そりゃそうなんですよ。その前提はその後Rain Noteさんを聴く際、完全に邪魔な思考です。
Sound Horizonさんは世界が完全に作られて「物心ついた時 母は既に居なかった・・・」と歌い始めたと思ったら
別のCDでは「ボーンゴレビアンコ! ぴこまりです!」とか言うんですから、
比較対象が適切じゃないんですよ。
なので、購入理由こそ「あらまりさんだから」でしたが、今回は改めて「Rain Noteさんというユニット」という
フラットな感覚で聴く必要があったわけなんですが、そうなってくるとGENさんのサウンドもあらまりさんの声も
堂安一途さんによる歌詞の凝縮された愛情表現も、それを支えているGa-onさんのアートワークも
全てがカチッと枠にハマったド級の完成度を誇る1枚でした。
1曲目の「Fellow」はなんかのアニメのエンディングテーマだったらしい、ってのはなんとなく知ってましたが、
そうじゃなくても「みんなのうた」とかで全然使える1曲です。
そもそもあらまりさんの歌声は、NHKのうたのおねえさんっぽい気がするんですよね。
綺麗な声で、聴いてて安心感がある、みたいな。
「ボーンゴレビアンコ! ぴこまりです!」は例外なんですけど、
どんな世代にもしっくり聴ける歌声を持ってる方なんだ、と改めてわかりました。
カップリングの「キズナ」でちょっとジャングルスマイルみたいなハモリがあって
そこだけちょっと「フフッ」ってなりましたが、3曲目・4曲目のインストもおいしくいただけました。
「Follow」なんかは最初ピアノメインで演じられて1番終了後にストリングスが入ってくる壮大さなんかは
「聴きもの」としても非常にクオリティが高くてたまりません。
とても「ボーンゴレビアンコ! ぴこまりです!」とか言ってるとは思えないんですよ。
だめだな。今日は野村沙知代さんと「ぴこまりんご飴☆」が頭から離れないわ。
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