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「Cloud Collector #24 ゲッカンプロボーラー『エレベスト』」を表示中↓

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★2023年11月22日(水)★Cloud Collector #24

もうYoutubeもSNSも無くなっちゃえばいいのにと短絡的に思いましたけど、

それはそれで代替の何かがまた生まれるんでしょうね。

誰のチェックも入らずに匿名でやりたいこと・書きたい事をかけちゃう媒体の存在自体が悪なのかもしれないと思いますけどね。





って誰のチェックもなく書いているS2です。





ちょっと変わった名前つけてるバンドっているじゃないですか。

僕的にはコレ良し悪しだよなぁと思うんです。注目度は上がりますよね、とりあえずのところは。

でもその一方でバンド名のインパクトで全てが固定されるかもしれないという不都合も発生すると思うんですよ。

さらに同時に「こんなふざけたバンド名の楽曲が良いわけがない」と聴く前から拒絶される可能性すらあるわけです。

諸刃の剣ってやつですよね。ある意味、出オチの賭けみたいなもんです。





昔の僕様はそういうバンドを8割くらいは嫌ってたんですよね。

「一旦目立ってから考えます」みたいな印象があったからですかね。

当時の僕としては、出オチで注目されるのと、出オチで聴かれもしないのは同列と思ってたので、

ある意味「食わず嫌いされても文句は言えない」という意見でした。

まあでも買って聴いちゃうのがS2さんなんですがそれはそれとして、

そういう珍しい系のバンド名のうち、明らかに「ウケ狙ってる」っていうパターンではなく、

そのバンド名どっから持ってきた?っていうパターンもあると思うんです。

この場合は、もう聞いてみないと全く判断ができません。これは実に良い「狙い」だと思うんですが、

この「ウケ狙い」と「なんでそうなった?」ってのは究極の紙一重で、簡単に狙ってできることじゃないと思うんです。

今でも僕は「珍しいバンド名のうち、純粋無垢な謎バンド名なのはそのうちの1割未満」だと思っていますが、

今回のCDはその1割未満にいて、そのままハマったユニットです。どん。





No. 3361





「エレベスト」
アーティスト名:ゲッカンプロボーラー
発売日:2009/07/08

1. I LOVE YOU
2. 流星ダンサー
3. ダンシンオーナイ
4. 異次元テレフォン
5. Rankdown
6. SUMMER OF LOVE
7. スパイシーチェルシー
8. SCHOOL GIRL FREQUENCY!!!
9. サンフランデスコ
10. 七色ギャングスター



元々は「月刊プロボーラー」という名前で活動してたんですよね。

この時点で見事にイカレてると思うんですよ。

何?「月刊プロボーラー」って。どういう経緯を辿れば「これでいこう」って提案できて、

どういう経緯を辿れば周囲も「はい、わかりました」って言うの?

タワレコで最初のアルバムである「テクーニョ」がプッシュされてて、それを見た瞬間に僕の角膜に

「月刊プロボーラー」が購入するまで張り付くかもしれないほどのインパクトを与えたわけで、

そんでいざ聴いてみたらこれがまた超良くて、気がついたらそこからちゃんとアルバム買い続けてた僕様です。







そんな月刊プロボーラーさんは、「月刊プロボーラー」名義で4枚アルバムを出す間にメンバーの加入脱退がいくつかあって、

「ゲッカンプロボーラー」に改名してこのベストアルバムを出しました。

改名の効果がさっぱりわからないんですけども、

このベスト盤ではセカンドアルバムである「テクニコフ」を除くアルバムからチョイスされ、

全曲を女性ボーカルにしてリメイクしたものが収録されています。

月刊プロボーラーさんはそもそもテクノポップユニットで、各アルバムはボーカルあり楽曲とボーカル無し楽曲が混在したかたちで

リリースされてきましたが、このベスト盤については「サンフランデスコ」って楽曲だけちょっと扱いが難しいですが

基本的に全てボーカルあり楽曲でまとまっており、しかもボーカルは本田みちよさんが担当したことで

かなり大胆なイメージチェンジとなっています。

簡単に言うとPerfumeみたいになってます。

まあ、それこそ「テクノポップに女性ボーカルは合う」ってのはPerfumeさんでよくわかってますから、

「月刊プロボーラーの音源を女性ボーカルで再録しました」っていうテイではありますが、

こういうテクノポップユニットが出てきましたっていう前提で聴いた方がしっくりくるかもしれません。





ただ、ですよ。

基本的にこのベストアルバムはトータル40分ないくらいのコンパクトなボリュームながら、

単体の楽曲がキュンキュンしちゃうの。って感じなので満足度は高いんです。

「流星ダンサー」や「スパイシーチェルシー」なんかは女性ボーカルで歌う前提だったんじゃないの?くらい思えるほどに。

なんですけども、結局このアルバムと、その次に配信されたシングル「Smile」を最後に本田みちよさんがボーカルじゃなくなったので、

「月刊プロボーラー」時代のように男性ユニットに戻ったわけです。

つまりベスト盤としては何の参考にもならない結果になっちゃってるんですよね。

ゲッカンプロボーラーっていうユニットが、グッときまくるメロディラインと綺麗に完成されたテクノポップサウンドを

展開するユニットなんですよ、っていうのはわかるんですけど、結局のところ「じゃあどんな楽曲があるんですか」ってなったら

このベスト盤を渡すと「へぇ女性ボーカルなんだ」になっちゃって違う印象を与えてしまうことになっちゃうわけですね。

じゃあどのアルバムを渡すべきなのか、ってなるとこれがまたややこしいくらいどれも良かったりして、

一応もう一度言っておきたいんですけどホントなんでこんなユニット名なん?







というか、1アーティストのベスト盤でこんな微妙な立ち位置になることってあるんですね。

アーティストに歴史あり、だなあ。





では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 2584





Next CD's Hint!!

恋愛小説って読んだことないんですよね。





それでは、また次回。


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