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「Cloud Collector #17 西川幸一『リキッドマン』」を表示中↓

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★2023年10月18日(水)★Cloud Collector #17

まだ娘ちゃんが幼稚園くらいの頃、「工作で使いたいから」って言い出すことが多かったので、

トイレットペーパーの芯を部屋に集めておいて、いざという時に渡してあげてたんですけど、

さすがに小学生になってからはそんなことも言い出さなくなり、でも学校での工作に使うかもしれないのかな、とか思って

未だに部屋の中に横倒しにしてピラミッド状に積んであるんですけど、

なんか深夜に見るとロケットランチャーに見えてしまうような気がしており、

こんな一件でテロリスト認定されて逮捕されたらそれはそれで平和なニュースかもとか思いましたが

その前に余計なことを考えるのをやめようと思いました。S2です。





1997年くらいですかね。いくつかのバンドが突如としてメンバー全員がちょっとソロ活動してみる、

みたいなブームがあったような印象があります。

LUNA SEAとかPENICILLINとか。その後ラルクも全員ソロ活動しましたし、

僕としては各メンバーの音楽性を知れたり新しい魅力を感じたりできて凄くいいなあと思った反面、

バンドで1枚買えばよかったCDがメンバー人数分の倍数で購入枚数が増やされたので

ソロ活動応援しますけど程ほどにお願いします!

っていう謎の応援スタイルになってしまいました。

律儀に全員ちゃんと追いかけちゃうからこんなことになっちゃうわけですがそれはそれとして、

今回のCDはそんな「バンド活動中にメンバー全員がソロ活動しちゃう」のハシリみたいなこんな1枚となりました。どん。





No. 4054





「リキッドマン」
アーティスト名:西川幸一
発売日:1992/09/26

1. リキッドマン
2. マカロニコンプレックス



1992年、突如として「メンバー全員が2週間おきにソロシングルをリリースする」という

いや、まとめて1枚でお願いしたいんですがと思ってしまった企画を実行した

UNICORNの、ドラマー川西幸一さんのソロシングルがこちらとなります。8cmシングルですね。

サードアルバム「服部」の頃から、本名から「西川幸一」に改名して活動していたので、ソロシングルも「西川幸一」名義で

リリースされていました。ソロシングルリリース順としては4番目。

なんか私のイメージというか当時の回想としては、この時やったソロリリース企画で出された5枚のシングルのうち、

この「リキッドマン」が一番人気だったように記憶しているんですが、どうでしたっけ?

少なくとも僕は5枚の中で一番好きなシングルでしたねえ、これ。

そもそもS2さんはUNICORNでは川西さん推しでしたので、なおさらそういう感情だったのかも。







もちろんソロシングルですので、ボーカルも川西さんがとっているわけです。当然ですね。

当時のUNICORNで川西さんボーカルといえばやっぱり「ロック幸せ」っていう楽曲で

「今日も幸せだヨ〜」とか歌ってたんで

ホント平和で何よりだなぁとか思っちゃいますけど、

まあその頃はそもそもそんなガチでボーカル取っていくっていう方向性でもなかったんでしょう、そんなに歌唱力があるほうでもなく、

そもそもドラマーですからそんなところを求められているわけでもなかったんで、

川西さんが歌い出すとマスコットっぽい雰囲気を感じていたんです(独自の感想です)。

ところが、そんなイメージのままでリリースされたこの「リキッドマン」って楽曲。

どうした?って思っちゃうくらいめちゃくちゃカッコいいボーカルを聴かせてくれるんですよ。

あれ?こんな上手だったっけ?みたいな。

そんでカップリング聴いて「ああなぁんだ、やっぱ川西さんだった」と安心させてくれるわけです。

要するに「ロックアーティストとしての側面と、エンターテイナー的側面を共に収録できた1枚」ってことなんですね。

シングルのジャケットではドラムスティックを前に持ち、凛々しい表情をしてらっしゃる川西さんですが

CD聞いてくと約7分後に「ジェルソミーナぁぁ!」と叫ぶので

結局どれが素なんだよっていうのがわからなくなります。







しかし、どうでしょう。個人的には、このシングルの本質というか、アーティスト川西幸一の魅力の一つは

やっぱり歌詞の非凡さにあると思います。

UNICORNでは「ペケペケ」「おかしな2人」「ケダモノの嵐」など優れた作詞センスを見せてくれているわけですが、

「リキッドマン」の歌詞は深読みする楽しみをくれるものになっていると思います。

ホントこれ、演奏から歌から歌詞から全部、体全体で吸収するかのように聴いてほしい楽曲なんです。

今回の執筆では必要以上にオチ扱いになってしまったカップリングの「マカロニコンプレックス」も

ただのラブソングではないんですよ。まずマカロニ出てこないし。

でもこれもいい歌詞というか、一筋縄じゃないというか、

「なんだか」の4文字を入れただけでこんなにアンバランスなラブソングになるんだっていうのが

僕としては革命的だったりするんです。ここでわざわざ選んでくる言葉か?この「なんだか」って表現。

「死ぬほど愛してる」って言った直後に出てくるんですよ?これ。

目の前で好きな人に言おうもんならハリケーンミキサーくらうとこですよ。

何で恋人バッファローマンなんですか>僕様。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 2698





Next CD's Hint!!

あ、僕ずっとこれ

「暴君の果て」って言ってるんだと思ってた。





それでは、また次回。


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