「Cloud Collector #6 柳原陽一郎 『だいじょうぶ』」を表示中↓
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そういえば先日、初めて武漢型ウイルスで陽性反応が出ましてですね。
なんかやたら夕方になって僕様テンション高いなーと自分で思いながら、なんとなく体温計ってみたら
そっちもちゃんと高かったので発熱外来に行くことにしたわけなんですね。
で、検査を終えて結果待ちの状態になったとき、まあ周囲にも同じように発熱外来に来てる人がいて、
「○○さーん、検査の結果は陰性でしたー」という結果が連続で伝えられたんですけど、いざ僕様の番になったときだけ
「Sさーん、おきのどくさまでーす」と言われました。
そうなのかもしれないけど、何ですかその表現。S2です。
発熱外来から帰宅するやいなや急激に体調が悪くなり、これはもうこのままベッドに入ってしまおう、となって
「寝ながら聴く音楽どうしようかな、あ、ついでだからCloud Collectorの次のCDにするか」と思いまして、
そんな状態で聴いた今回のCDがこちらです。どん。
1. だいじょうぶ
こちらは日本に於いて、本当に唯一無二のバンドだった「たま」で
「さよなら人類」「オゾンのダンス」「とこやはどこや」の作者でおなじみの
柳原陽一郎さんによるシングル作品です。
1996年とかそのあたりで柳原さんは「たま」を脱退してソロ活動を開始しているんですが、シングルとしては4作目になります。
8cmシングル含めてやなピーのシングルは廃盤になっているのですが、のちに2009年にリリースされたアルバム「長いお別れ」の
スペシャルエディション版に全て追加収録されたため、現在でもちゃんと聴くことができる楽曲たちではあります。
なんだろうなぁ、良いんだけどなんか笑っちゃうんだよなぁ。
ソロになってからの柳原さんの歌って、歌詞が一気に深みを増したっていう印象というか、
どこかしら妙な哀しみみたいなのを感じるようになって、つまり簡単に言うと笑うとこなんかないはずで、
なんだけど数年越しに聴いてみたら、なんかやっぱりニヤけてしまう僕様がいるわけなんです。
ちょっと一旦「だいじょうぶ」のことは忘れるとして、その他の曲について先に話を済ませておきましょう。
「人生はロデオ」は僕としてはソロ柳原作品ではたぶん一番好きな歌です。
「たぶん」って言ってるのはやなピーの作品聴くたびに違うこと言ってる気がするからで、
何だろう。不思議なことにこの方の作品は聴くたびに感想がアップデートされてしまうんですよね。
1999年当時の僕様もこのCD購入して聴いた当時、「1曲目はなんか面白いから2曲目からが好き」みたいな
そんな感想でいた記憶があります。いやホントに不思議な魅力のある歌なの。これ。
歌詞もなんか、すごいの。風景想像できるんだけど、僕としてはこの風景はモノクロなの。
2番のBメロでコウモリから言われた言葉を受けての一言がとんでもない決意表明というか、
「そんなかわし方でいいの?」って今でも衝撃なんです。そこそこ強めの事言われてるよ?と。
メロディーがポップなので聞き逃しがちになる箇所なんですけど、
ポップだから、より怖いって感じるところなのかな、という気もしています。
3曲目も4曲目もホントキレイな曲で、公式サイトだとなぜか3曲目と4曲目が逆に紹介されてるんですけど
結果的に「たま」の「柳原幼一郎」をイメージしてソロを聴くと「こんな変化するんだ!」と驚く感じはありますよね。
確かに、こういう感じをやっていきたいなら「たま」に所属してたら難しいかもしれない、と。
逆に言うと「たま」に所属してたら、そっちに引っ張られて本当にやりたいことはできてなかったかもしれない、くらいはあるんじゃないかな。
それくらい「たま」は本当に無茶苦茶なほど一方的に育ちまくったバンドだったし、
柳原さんの脱退決意はその側面では正解だったのかもしれません。少なくとも「sonata」は生まれてないんだろうなという気がする。
楽曲としてはデジタルロック調というか、若干ダンサブルなんです。
そこに柳原さんの声が「だっいっじょう、ぶっ♪」って入ってくるんですね。
なんかね。おもしろいの。僕にとっては。
いや、何度も言いますけど、良い歌なんですよ!
けどね!曲調のせいなのかなんなのか、スクールメイツが踊り出す感じが頭の中で想像されるんです。
あ、ちょっと待って。スクールメイツわかります?最近の子はわからないか?
「最近の子」って表現しちゃうのなんか悲しいな。
スクールメイツってのは、なんかチアみたいな恰好した女性グループで、80年代のジャニーズとかそういう人たちが
テレビ番組で歌っている後ろで踊ったりしてたああああああああ!
わかったあああ!長年僕が「だいじょうぶ」で妙にツボってた理由!
なんかこの「だっいっじょう、ぶっ♪」の部分が
田原俊彦さんの「Bye-Bye 哀愁でいと♪」みたいだからだ!
いや、そうなんだけど、「哀愁でいと」も別に笑うとこじゃねえだろ>僕様。
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